足(あし)を重(かさ)ねて立(た)ち目(め)を側(そばだ)てて視(み)る
《「史記」汲黯(きゅうあん)伝から》両足をくっつけて立ち、うつむいて横目でうかがう。非常に恐れるさまをいう。
鼬(いたち)の無(な)き間(ま)の貂(てん)誇(ほこ)り
《天敵のイタチがいないとテンがいばる意から》恐れるものがいない所で大いばりするたとえ。鼬の無き間の鼠(ねずみ)。
いま‐いま【今今】
《「いま」を重ねて強めた語》 1 ごく近い過去。たった今。「—其処(そこ)へ出て行きなすった」〈藤村・破戒〉 2 待ち望むようすを表す語。今か今か。「—とわが待つ妹(いも)は鈴鹿山(すずかやま)...
おじ‐おじ【怖じ怖じ】
[副](スル)恐れるさま。おずおず。おどおど。「いいわけもあとやさき、—して」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
おじ‐おそ・れる【怖じ恐れる】
[動ラ下一][文]おぢおそ・る[ラ下二]ひどく恐れる。おびえ恐れる。「お島の権幕に—・れたように悄々(すごすご)出ていった」〈秋声・あらくれ〉
畏怖
awe; fear(▼aweは相手への畏敬の念によるもの.fearは自分に危害の及ぶのを恐れる気持ちをいう)畏怖する fear; dread; be [stand] in awe ((of a ...
恐れ
1〔恐れること〕fear ((of)) ⇒きょうふ(恐怖)恐れを知らないfearless子供たちは彼の剣幕に恐れをなして逃げていったFrightened by his menacing look...
恐れる
1〔怖がる〕fear; be afraid of彼は死を恐れなかったHe 「did not fear [was not afraid of] death.皆はそのならず者を恐れて逃げて行ったTh...
怖がる
be afraid ((of));be frightened; be scared; fear(▼be afraidは一般的な語で,いつも怖く思っているのに対し,be frightenedは驚き...
憚る
1〔ためらう,遠慮する〕hesitate ((to do));〔恐れる〕be afraid ((of doing; to do))金の借り倒しをはばからなかったHe had no scruple...
おそれる【恐れる】
[共通する意味] ★身に危険を感じるなどしてびくびくする。[使い方]〔恐れる〕(ラ下一)▽何事をも恐れない人▽敵を恐れる〔怖がる〕(ラ五)▽暗闇(くらやみ)を怖がる▽皆から怖がられている監督〔お...
こわがる【怖がる】
[共通する意味] ★身に危険を感じるなどしてびくびくする。[使い方]〔恐れる〕(ラ下一)▽何事をも恐れない人▽敵を恐れる〔怖がる〕(ラ五)▽暗闇(くらやみ)を怖がる▽皆から怖がられている監督〔お...
おびえる
[共通する意味] ★身に危険を感じるなどしてびくびくする。[使い方]〔恐れる〕(ラ下一)▽何事をも恐れない人▽敵を恐れる〔怖がる〕(ラ五)▽暗闇(くらやみ)を怖がる▽皆から怖がられている監督〔お...
はんこう【反抗】
[共通する意味] ★人の意見や指示などに従わない。[英] to oppose[使い方]〔逆らう〕(ワ五)▽母の希望に逆らう〔盾突く〕(カ五)▽上司に盾突く〔反抗〕スル▽権力に反抗する▽親に反抗す...
はむかう【歯向かう】
[共通する意味] ★人の意見や指示などに従わない。[英] to oppose[使い方]〔逆らう〕(ワ五)▽母の希望に逆らう〔盾突く〕(カ五)▽上司に盾突く〔反抗〕スル▽権力に反抗する▽親に反抗す...
ごぎゅうぜんげつ【呉牛喘月】
過度におびえ恐れることのたとえ。また、疑いの心があると、何でもないものにまで恐れや疑いの気持ちをもつたとえ。暑い呉の地方の牛は月を見ても暑い太陽だと思い、喘あえぐ意から。▽「呉」は江南一帯の地。「喘」は息が切れて苦しそうに呼吸すること。「呉牛ごぎゅう、月つきに喘あえぐ」と訓読する。
しょっけんはいじつ【蜀犬吠日】
無知な人は、当たり前の事柄にも、怪しんで恐れること。また、見識もなく劣った者が、他人の言動をむやみに批判すること。
せんせんきょうきょう【戦戦兢兢】
恐れてびくびくしている様子。何かに恐れて気をつけ慎む様子。▽「戦戦」は震えて恐れること。「兢兢」は緊張して恐れるさま、恐れて戒め慎むさま。「兢」は「恐」とも書く。
ぶんぷうそうたん【聞風喪胆】
評判やうわさを聞いて、びっくりして肝をつぶすこと。ひどく恐れることの形容。▽「風」は風の音。また、うわさ。「喪胆」は胆を失う、びっくりすること。「風ふうを聞ききて胆きもを喪うしなう」と訓読する。
めいもくちょうたん【明目張胆】
恐れることなく、思い切って事に当たること。また、はばかることなく、公然と物事をやってのけること。▽「明目」は目を見張って、よく物を見ること。「張胆」は肝きもを張る、勇気を奮って事に当たる意味。後世には、よくないことを公然とするときに多く用いるようになった。「目めを明あきらかにし胆きもを張はる」と訓読する。