アイス‐ノン
《(和)ice+non》不凍液・ゲル化剤などを密封した保冷効果のある枕の商標名。冷凍庫で冷やしたのち、頭部などに当てて発熱を抑える。
あい‐どこ【相床】
一つの部屋に並べて敷かれた床。また、その隣り合わせの床。遊里では間を屏風(びょうぶ)などで仕切る。「足のさはるも互ひに御免と、枕も定めず—をきけば伊賀の上野の米屋」〈浮・一代男・二〉
あい‐なか【相中/相仲】
1 物と物との間。中間。「いつ迄人と馬の—に寝ていたかわれは知らぬ」〈漱石・草枕〉 2 気の合っている仲。「お父様とお母様と己との—をつつき」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
あい‐な・し
[形ク] 1 感心できない。気にくわない。「親の、今は—・きよし、いひにやらむと」〈更級〉 2 おもしろみがない。つまらない。あじけない。「梨の花…葉の色よりはじめて、—・く見ゆるを」〈枕・三七...
あえ‐な・い【敢え無い】
[形][文]あへな・し[ク] 1 もろく、はかない。あっけない。「—・い最期を遂げる」「—・く負ける」 2 どうしようもない。しかたがない。「みづから額髪(ひたひがみ)をかきさぐりて、—・く心細...
討ち死に
I〔戦死〕討ち死にする die [fall/be killed] in battle [action]; die on the battlefieldII〔試合などで負けること〕我がチームは全員...
腕枕
腕枕をする rest one's head on one's arm
押し付ける
I〔動かないように押す〕press [push/thrust] against枕に顔を押し付けて泣いたI cried with my face pressed into a pillow./I ...
北
the north北の north; northern; northerly北に〔北方に〕to the north ((of))/〔北部に〕in the north part ((of))/〔境...
北枕
死者は北枕で寝かされていたThe dead man lay with his head to [toward] the north.
うで【腕】
[共通する意味] ★人間の肩から手首までの部分。[英] the arm[使い方]〔腕〕▽痛くて腕が上がらない▽腕がだるい〔かいな〕▽かいなを枕(まくら)に昼寝ときめ込む[使い分け]【1】「腕」は...
うたまくら【歌枕】
[共通する意味] ★景色のよさや史跡などで、昔から有名な場所。[英] a noted place[使い方]〔名所〕▽吉野山は桜の名所だ▽名所旧跡〔歌枕〕▽松島は歌枕のひとつだ▽歌枕を訪ねる[使い...
まくらもと【枕元】
[共通する意味] ★寝ている人の枕のそば。[英] one's bedside[使い方]〔枕元〕▽万一に備えて、枕元に懐中電灯を置いて寝る〔枕上〕▽亡くなった祖母が枕がみに立った〔枕頭〕▽これは父...
ちんとう【枕頭】
[共通する意味] ★寝ている人の枕のそば。[英] one's bedside[使い方]〔枕元〕▽万一に備えて、枕元に懐中電灯を置いて寝る〔枕上〕▽亡くなった祖母が枕がみに立った〔枕頭〕▽これは父...
まくらがみ【枕上】
[共通する意味] ★寝ている人の枕のそば。[英] one's bedside[使い方]〔枕元〕▽万一に備えて、枕元に懐中電灯を置いて寝る〔枕上〕▽亡くなった祖母が枕がみに立った〔枕頭〕▽これは父...
えんぼくのけいちん【円木警枕】
苦労して懸命に勉学に励むたとえ。また、物事に精励して寝る間も惜しむこと。眠り込んでしまわないように、すぐ転んで目が覚めるようにした丸木の枕まくらの意から。▽「警枕」は眠り込まないようにした枕。軍中などで使われた。
さくぶんさんじょう【作文三上】
文章を作る工夫をするのに、適した三つの場所。馬上(馬に乗っているとき)・枕上ちんじょう(寝床に入っているとき)・厠上しじょう(便所にいるとき)をいう。▽宋そうの欧陽脩おうようしゅうの語。
そうせきちんりゅう【漱石枕流】
自分の失敗を認めず、屁理屈へりくつを並べて言い逃れをすること。負け惜しみの強いこと。▽「石に漱くちすすぎ流れに枕する」と常用され、夏目漱石の雅号「漱石」の由来として有名。「枕流漱石ちんりゅうそうせき」ともいう。
ちんかたいたん【枕戈待旦】
ほこを枕まくらにして寝て、あしたを待つ意から、戦いの準備をいつも怠らないたとえ。▽「戈」はほこのこと。「旦」はあしたの意。「戈ほこを枕まくらにして旦あしたを待まつ」と訓読する。
ウェーリー【Arthur David Waley】
[1889〜1966]英国の東洋文学研究者。源氏物語・枕草子・論語など日本・中国の古典の翻訳を多く残した。
かねこ‐もとおみ【金子元臣】
[1869〜1944]国文学者・歌人。静岡の生まれ。国学院大学教授。御歌所寄人(よりゅうど)。短歌誌「あけぼの」を主宰。著「古今和歌集評釈」「枕草子評釈」「定本源氏物語新解」など。
きたむら‐きぎん【北村季吟】
[1625〜1705]江戸前期の歌人・俳人・古典学者。近江の人。通称、久助。号、拾穂軒。飛鳥井雅章(あすかいまさあき)に歌学を、松永貞徳に俳諧を学び、のちに幕府に仕えた。著「徒然草文段抄」「源氏...
く‐じ【孔子】
孔子(こうし)。また、孔子の像。「—など掛け奉りてすることなるべし」〈枕・一三二〉
ほりぐち‐だいがく【堀口大学】
[1892〜1981]詩人・フランス文学者。東京の生まれ。大正期の象徴詩に知性と官能美を加え、フランス近代詩の翻訳も多い。文化勲章受章。詩集「月光とピエロ」「砂の枕」「人間の歌」、訳詩集「月下の...