えい【永】
1 「永楽銭」の略。 2 江戸時代、永楽銭の通用禁止の後、伊勢以東の幕府領において、便宜的に年貢・物価などの計算基準として用いられた銭貨の名目的な名称。
えい【永】
[音]エイ(漢) ヨウ(ヤウ)(呉) [訓]ながい [学習漢字]5年 〈エイ〉時間が長く続く。久しい。「永遠・永久・永劫(えいごう)・永続・永年」 〈なが〉「永年/日永」 [名のり]つね・と...
えい‐あずけ【永預け】
江戸時代の刑罰の一。終身、他家に預けて帰宅を許さないこと。
えいあん‐ほう【永安法】
二宮尊徳の報徳仕法の一。経済を立て直したのち、生活の安定をはかる報徳仕法の趣旨を、社寺や村落の組織の援助によって永遠に継続させようとしたもの。
えいあん‐もん【永安門】
平安京内裏内郭十二門の一。内裏の南面、承明門の西に位置。
えいえん【永遠】
[共通する意味] ★ある状態が限りなく続いていくこと。[英] permanence[使い方]〔永久〕(名・形動)▽故郷への思いは永久に変わらない▽半永久的に使える電池▽永久歯〔とわ〕▽とわの眠り...
えいきゅう【永久】
[共通する意味] ★ある状態が限りなく続いていくこと。[英] permanence[使い方]〔永久〕(名・形動)▽故郷への思いは永久に変わらない▽半永久的に使える電池▽永久歯〔とわ〕▽とわの眠り...
えいじゅう【永住】
[共通する意味] ★ある場所に住み、そこで生活をすること。[英] residence[使い方]〔在住〕スル▽京都に在住している▽神戸在住の画家〔現住〕▽現住所▽現住地〔永住〕スル▽永住の地▽タイ...
えいせい【永逝】
[共通する意味] ★生命がなくなる。[英] to die[使い方]〔死ぬ〕(ナ五)▽煙に巻かれて死ぬ▽小鳥が猫に襲われて死んだ〔死亡〕スル▽交通事故による死亡が増えている▽ガス爆発で二人が死亡し...
えいぞく【永続】
[共通する意味] ★同じことが続くこと。[英] continuation[使い方]〔連続〕スル▽放火事件が連続して起きた▽連続ドラマ〔永続〕スル▽今回の新事業は永続しそうだ▽永続性〔継続〕スル▽...
えいえいむきゅう【永永無窮】
いつまでも永遠に果てることなく続くさま。長く続いてきわまりないさま。時の果てしなく長いたとえ。▽「永永えいえいとして窮きわまり無なし」と訓読する。
えいきゅうふへん【永久不変】
いつまでも果てしなく続いて変わらないこと。
えいごうかいき【永劫回帰】
宇宙は永遠に循環運動を繰り返すものであるから、人間は今の一瞬一瞬を大切に生きるべきであるとする思想。生の絶対的肯定を説くニーチェ哲学の根本思想。▽ドイツ語ewigewiederkunftの訳語。
えいじはっぽう【永字八法】
書法伝授法の一つ。「永」の一字に楷書かいしょの基本である八種の点画が含まれているとして、「永」の字を用いてその用筆法を示したもの。長く書の教えとされてきた。▽「八法」は書法における用筆の八つの法で、側そく勒ろく努ど趯てき策さく掠りゃく啄たく磔たくのこと。
えいすいふきゅう【永垂不朽】
名声や業績などが末長く伝えられ、決して滅びないこと。▽「垂」はたれる意から、後世に示し伝えること。「不朽」は名声や業績が朽ち果てない、後世まで伝わり残る意。
えい‐ろくすけ【永六輔】
[1933〜2016]放送作家・エッセイスト。東京の生まれ。本名、孝雄(たかお)。テレビ放送の草創期から、放送作家や司会者として幅広く活躍。また長年、ラジオ番組のパーソナリティーも務めた。作詞家...
ながい‐さやこ【永井紗耶子】
[1977〜 ]小説家。静岡の生まれ。平成22年(2010)「絡繰(からく)り心中」で小学館文庫小説賞を受賞し小説家デビュー。江戸時代を舞台にしたミステリー小説を中心に活躍し、令和5年(2023...
ながい‐たつお【永井竜男】
[1904〜1990]小説家。東京の生まれ。人情の機微に触れた作風で知られ、短編に本領を発揮した。文化勲章受章。作「朝霧」「コチャバンバ行き」「秋」など。
ながい‐なおむね【永井尚志】
[1816〜1891]幕末期の幕臣、維新期の官吏。三河奥殿藩主松平乗尹(まつだいらのりただ)の子。名は「なおゆき」とも。旗本永井尚徳の養子となり、長崎海軍伝習所総督、初代外国奉行、初代軍艦奉行を...
ながい‐りゅうたろう【永井柳太郎】
[1881〜1944]政治家。石川の生まれ。早大教授。雑誌「新日本」主筆。憲政会から代議士となり、のち立憲民政党。拓相・逓相・鉄道相を歴任。雄弁家で知られた。