うかび・でる【浮(か)び出る】
[動ダ下一] 1 水面に現れる。「浮きが—・でる」 2 隠れていた物事が表面に現れる。うかびあがる。「悔しさが表情に—・でる」 3 意識にのぼってくる。記憶がよみがえる。うかびあがる。「脳裏に恩...
うき‐あが・る【浮(き)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 水中から水面に現れ出る。「難破船が—・る」 2 空中に持ち上がる。今までついていた地面などとの間にすきまができる。「気球が—・る」「地震で土台が—・る」 3 周囲から遊離し...
うしゃあが・る
[動ラ四]《「うせあがる」の音変化。近世江戸語》「行く」「来る」「去る」「居る」などの意をののしっていう語。「何処(どけ)へ這入(へえ)り込んで—・るか」〈滑・浮世床・初〉
俯(うつむ)けに◦する
ばかにする。「あれが七匁五分たあ、あんまり人を—◦しやあがる」〈滑・膝栗毛・七〉
えん‐きょう【円鏡】
1 まるい鏡。 2 まるい月。満月。「—の暈(かさ)今傾く」〈経国集・一三〉 3 丸餅。鏡餅。「元三(ぐわんざん)に上頭(うへとう)へあがる—で御ざる」〈虎明狂・餅酒〉
おとこ‐ぎみ【男君】
1 貴族の子息の敬称。男の公達(きんだち)。⇔女君(おんなぎみ)。「日さしあがるほどに生れ給ひぬ。—と聞き給ふに」〈源・柏木〉 2 貴族の婿・夫の敬称。「—もにくからずうち笑みたるに」〈枕・三〉
おびえ‐あが・る【怯え上(が)る】
[動ラ五(四)]ひどく恐れおののく。ふるえあがる。「殺人鬼の噂(うわさ)に—・る」
お・りる【下りる/降りる】
[動ラ上一][文]お・る[ラ上二] 1 高い所から低い方へと移って、ある位置・場所に着く。上から下へ移動する。「山を—・りる」「木から—・りる」⇔あがる。 2 物が人の操作によって下の方へ移動す...
かび【牙】
植物の芽。「葦—の如く萌えあがる物に因りてなれる神」〈記・上〉
かみ‐あが・る【神上がる】
[動ラ四] 1 「かむあがる」に同じ。「後に久しくましまして彦火火出見尊—・りましぬ」〈神代紀・下〉 2 巫女(みこ)に乗り移っていた神霊が巫女から離れて天に上る。「うなり声を引て—・る」〈滑・...