あき‐らか【明らか】
[形動][文][ナリ] 1 光が満ちて、明るく物を照らしているさま。曇りなく明るいさま。「水の中に—な光線がさし透って」〈花袋・田舎教師〉 「夜深き月の—にさし出でて」〈源・椎本〉 2 はっきり...
あきら‐け・し【明らけし】
[形ク] 1 明白である。はっきりしている。「すでに天のうけざるところ—・し」〈保元・上〉 2 汚れや濁りがなく、清らかである。「—・き名に負ふ伴(とも)の緒心努めよ」〈万・四四六六〉 3 賢明...
あきら・む【明らむ】
[動マ四]物事が明らかになる。確かめられる。〈日葡〉 [動マ下二]「あき(明)らめる」の文語形。
あきら・む【諦む】
[動マ下二]「あきら(諦)める」の文語形。
あきらめ
田村俊子の小説。明治43年(1910)、大阪朝日新聞の懸賞小説に応募し、入選した作品。これにより著者は樋口一葉の再来と賞賛され、文壇デビューを果たした。
あきらめ【諦め】
あきらめること。断念すること。「—がつく」「—の悪い人」 [補説]書名別項。→あきらめ
あきら・める【明らめる】
[動マ下一][文]あきら・む[マ下二] 1 事情や理由を明らかにする。はっきりさせる。「自ら真相を—・めるというには至らずして」〈二葉亭・浮雲〉 2 心を明るく楽しくする。気持ちを晴れやかにする...
あきら・める【諦める】
[動マ下一][文]あきら・む[マ下二]もう希望や見込みがないと思ってやめる。断念する。「助からぬものと—・めている」「どしゃ降りで、外出を—・めた」 [用法]あきらめる・おもいきる——「進学をあ...