あき‐ぎり【秋霧】
秋に立つ霧。「春霞かすみて去(い)にし雁(かり)が音は今ぞ鳴くなる—の上に」〈古今・秋上〉
あき‐く【安芸区】
⇒安芸
あき‐くさ【秋草】
秋に花が咲く草の総称。《季 秋》「—をごったにつかね供へけり/万太郎」
あきくさ‐の【秋草の】
[枕]上代の呪術(じゅじゅつ)信仰の一つとして草を結んで幸福を祈るところから、「結ぶ」にかかる。「—結びしひもを解くは悲しも」〈万・一六一二〉
あき‐ぐち【秋口】
秋の初め。秋になったばかりのころ。《季 秋》「—のすはやとおもふ通り雨/蛇笏」
あき‐ぐみ【秋茱萸】
グミ科の落葉低木。高さ約3メートル。葉は銀白色の鱗片(りんぺん)で覆われる。初夏に黄色の花をつける。実は秋に赤く熟し、食用。《季 秋》
あき‐ぐるま【空き車】
人や物をのせていない車。からぐるま。くうしゃ。
あきこまんだら【晶子曼陀羅】
佐藤春夫の長編小説。昭和29年(1954)3月から6月にかけて「毎日新聞」に連載。同年9月刊行。与謝野晶子の伝記小説。同年、第6回読売文学賞小説賞受賞。
あき‐ご【秋蚕】
7月下旬以降に飼育される蚕。しゅうさん。《季 秋》→春蚕 →夏蚕
あき‐ごえ【秋肥】
8月から10月ごろまでに施す肥料。