かり‐あ・げる【借(り)上げる】
[動ガ下一][文]かりあ・ぐ[ガ下二]政府や目上の者が、民間や目下の者から借りる。「民有地を—・げる」⇔貸し下げる。
かり‐あ・げる【刈(り)上げる】
[動ガ下一][文]かりあ・ぐ[ガ下二] 1 頭髪の後ろの部分を下から上へ刈っていく。「髪を短く—・げる」 2 残らず刈ってしまう。刈り終わる。「稲をすっかり—・げる」
凱歌(がいか)を揚(あ)・げる
《勝利を喜ぶ歌を歌う意から》戦いに勝つ。凱歌を奏する。
気炎(きえん)を揚(あ)・げる
威勢のいいことを言う。気炎を吐く。「酒を飲んで—・げる」
きずき‐あ・げる【築き上げる】
[動ガ下一][文]きづきあ・ぐ[ガ下二] 1 土石などを積み上げて、建造物を完成させる。「城壁を—・げる」 2 財産や体制などを作り上げる。「苦労を重ねて—・げた会社」
きたえ‐あ・げる【鍛え上げる】
[動ガ下一][文]きたへあ・ぐ[ガ下二]十分にきたえる。十分にきたえて仕上げる。「鉄を—・げる」「—・げた肉体」
きり‐あ・げる【切(り)上げる】
[動ガ下一][文]きりあ・ぐ[ガ下二] 1 区切りをつけて終わりにする。「仕事を早めに—・げる」 2 計算で、求める位未満の端数を1として一けた上の位の数に加える。「小数点以下を—・げる」⇔切り...
ギアを上(あ)・げる
自動車の変速機(ギア)を上げてスピードを出すように、自身のもつ技術・能力をさらに出す。多く、スポーツ選手について用いられる語。
くくし‐あ・げる【括し上げる】
[動ガ下一][文]くくしあ・ぐ[ガ下二]固くくくる。縛り上げる。「後ろ手に—・げた人の手がそれだ」〈藤村・春〉
くくり‐あ・げる【括り上げる】
[動ガ下一][文]くくりあ・ぐ[ガ下二]しっかりと縛って、ずり落ちないようにする。また、きつく縛りつけて、動かないようにする。「祭り半纏(ばんてん)の袖をたすきで—・げる」