とっ‐かん【吶喊】
[名](スル) 1 ときの声をあげること。「車夫は一斉に—して馬を駭かせり」〈鏡花・義血侠血〉 2 「突貫3」に同じ。「炎熱の野天を土まみれで這いずり廻り、駈け、—し」〈野上・迷路〉
とっ‐かん【突貫】
[名](スル) 1 つきとおすこと。つらぬきとおすこと。 2 短期間で一気にしあげること。「昼夜兼行の—工事」 3 ときの声をあげて、敵陣へ突き進むこと。吶喊(とっかん)。「敵陣めがけて—する」
とつ【吶】
[音]トツ(慣) [訓]どもる 1 どもる。口ごもる。「吶吶」 2 大声で叫ぶ。ときの声をあげる。「吶喊(とっかん)」
とき【鬨/時/鯨波】
1 合戦で、士気を鼓舞し、敵に対して戦闘の開始を告げるために発する叫び声。大将が「えいえい」と発声して全軍が「おう」と声を上げて和し、これを三度繰り返すのを通例とする。また、戦勝の喜びの表現とし...
とく‐に【特に】
[副]普通と違って際立っているさま。他からはっきりと区別されるさま。特別。とりわけ。格別。「この夏は—暑かった」「大ぜいの中から—彼を選んだ」「—用事はない」 [用法]特に・殊(こと)に——「今...
あ・ぐ【上ぐ/揚ぐ/挙ぐ】
[動ガ下二]「あげる」の文語形。