あさ‐も【麻裳】
麻布で作った裳。
あさ‐もや【朝靄】
朝、立ちこめるもや。
あさ‐もよい【朝催ひ】
朝食のしたく。また、朝食どき。「—とは、朝(つとめて)物食ふ時を言ふなり」〈今昔・三〇・一四〉
あさも‐よし【麻裳よし】
[枕]《「よ」「し」は間投助詞か》麻を紀伊の特産とするところから「紀」「紀人(きひと)」「紀路(きぢ)」「城上(きのへ)(地名)」などにかかる。「—紀へ行く君が」〈万・一六八〇〉 「—紀路に入り...
あさ‐やけ【朝焼け】
日の出のころに東の空が赤く染まって見えること。《季 夏》「—のけふ何ごとかあるらしき/万太郎」
あさ‐ゆ【朝湯】
朝、入浴すること。また、朝から沸かしてある風呂。朝風呂。
あさ‐ゆう【朝夕】
1 朝と夕方。朝と晩。 2 (副詞的に用いて)いつも。常々。「—通る道」「—勉学にいそしむ」 3 《朝晩の食事の意から》暮らし。生計。「—にせまり、かかる侘びしき営みを仕(つかまつ)る」〈浄・出...
あさり【漁り】
1 探し求めること。「資料—」 2 えさを探すこと。また、魚介類をとること。「—する海人の子供と人は言へど見るに知らえぬうま人の子と」〈万・八五三〉
あさり【浅蜊】
マルスダレガイ科の二枚貝。淡水の流れ込む浅海の砂泥地にすむ。殻長約4センチ。殻表は粗い布目状で、模様は変化に富む。食用。あさりがい。《季 春》
あさり【歯振】
のこぎりの歯の先端を、一歯ごとに左右に開くこと。また、その広がり。挽(ひ)き道の幅を広げて、のこ身の摩擦を少なくしたり、おがくずを出やすいようにしたりする。