あつかい【扱い】
1 操作すること。処理すること。「この器具は—が難しい」「小荷物—所」 2 待遇・応対のしかた。「—が公平だ」「客の—がうまい」 3 ある身分・役割・状態にあるものとして接すること。「部長—」「...
あつかい‐ぐさ【扱ひ種】
1 世話をする対象。養育すべき子供など。「一条の宮の、さる—持(も)給へらで、さうざうしきに」〈源・匂宮〉 2 話題。うわさの種。「この君達の御ことを—にし給ふ」〈源・椎本〉
あつか・う【扱う】
[動ワ五(ハ四)] 1 道具・機械などを、使ったり操作したりする。取り扱う。「壊れやすいので丁寧に—・う」「旋盤を—・う」 2 物事をとりさばく。仕事として処理する。「事務を—・う」「輸入品を—...
あつか・う【熱かふ】
[動ハ四] 1 熱に苦しむ。「火の神かぐつちを生まむとする時に、—・ひ懊悩(なや)む」〈神代紀・上〉 2 もだえ苦しむ。思い煩う。「妃、床に臥して涕泣(いさ)ち、—・ひて」〈継体紀〉
あつかわ・し【暑かはし/熱かはし】
[形シク]《動詞「あつ(熱)かう」の形容詞化》 1 暑苦しい。「この生絹(すずし)だにいと所せく—・しく、取り捨てまほしかりしに」〈枕・一九八〉 2 煩わしい。うっとうしい。「いとあまり—・しき...
あつ‐かまし・い【厚かましい】
[形][文]あつかま・し[シク]行動や態度に慎みがない。ずうずうしく遠慮がない。「—・い人」「—・いお願いで恐縮です」 [派生]あつかましげ[形動]あつかましさ[名]
あつ‐かわ【厚皮】
[名・形動] 1 皮の厚いこと。また、その皮。 2 《面の皮の厚い意から》厚かましいこと。また、そのさま。恥知らず。厚顔(こうがん)。「平気でこんな事が出来る程—な女ではない」〈小山内・大川端〉
あつかわ・し【扱はし】
[形シク]《動詞「あつか(扱)う」の形容詞化》あれこれと世話をしたい。めんどうがみたい。「人知れず—・しくおぼえ侍れど」〈源・総角〉 [補説]一説に、「暑かわし」と同語源で、事の処置が定めがたく...
あつかわ‐づら【厚皮面】
[名・形動]《近世語》厚かましいこと。また、そのさまや、その人。鉄面皮。「—な、昼日中…目利きの家へ偽者を」〈浄・女腹切〉
あつ‐かん【熱燗】
《古くは「あつがん」》酒の燗を普通よりも熱めにすること。また、その酒。《季 冬》「—に応へて鳴くや腹の虫/草城」