あつら・う【誂ふ】
[動ハ下二]「あつらえる」の文語形。
れい‐おうぎ【礼扇】
年始その他の祝儀に配る安物の扇子。「出家は—あつらへ」〈浮・一代女・五〉
かまひげ【鎌髭】
歌舞伎十八番の一。安永3年(1774)江戸中村座初演の桜田治助作「御誂染曽我雛形(おあつらえぞめそがのひながた)」二番目の大切(おおぎり)が原形。現在のものは、明治になってからの、竹柴金作の新脚色。
カスタム【custom】
1 関税。また、税関。 2 あつらえ。特別注文。
鴨(かも)が葱(ねぎ)を背負(しょ)って来(く)る
《鴨の肉にネギまで添えてあって、すぐ鴨鍋ができる意から》好都合であること、おあつらえむきであることのたとえ。
おおうち‐ぎり【大内桐】
1 紋所の名。五七(ごしち)の桐。 2 名物切れの一。花色の繻子(しゅす)地に五七の桐紋を織った金襴(きんらん)。大内義隆が明(みん)にあつらえたのでこの名がある。大内裂(ぎれ)。
オーダー‐メード
《(和)order+made》注文して作ったもの。あつらえ品。特に、注文服。⇔レディーメード。 [補説]英語ではmade-to-order; custom-made
お‐あつらえ【御誂え】
1 あつらえる人を敬って、その注文をいう語。御注文。「—の品」 2 希望どおりであること。「新婚生活に—のアパート」
くっ‐きょう【究竟】
《「くきょう」の促音添加》 [名・形動] 1 きわめて力の強いこと。すぐれていること。また、そのさま。屈強。「跡に残ったのは—の若者ばかりである」〈鴎外・阿部一族〉 2 たいへん好都合であるこ...
あつら・える【誂える】
[動ア下一][文]あつら・ふ[ハ下二] 1 自分の思いどおりに作らせる。注文して作らせる。「洋服を—・える」「寿司を—・える」 2 人に頼んでさせる。「佐用氏(さようじ)にゆきて老母の介抱(いた...