案(あん)に落(お)・つ
思ったとおりになる。また、計略にひっかかる。「かく、人の推し量る—・つる事もあらましかば」〈源・藤袴〉
おお‐むね【大旨/概ね】
[名]だいたいの趣旨。あらまし。「—は了承した」 [副](概ね)その状態が大部分を占めるさま。だいたい。おおよそ。「会員は—女性だ」
おお‐すじ【大筋】
物事の内容のだいたいのところ、また、基本的なところ。あらまし。大略。「話の—をつかむ」「—で合意に達する」
うかがい‐し・る【窺い知る】
[動ラ五(四)]すでにわかっていることをもとにして推測し、そのあらましを知る。だいたいの見当をつける。「表情から自信のほどを—・る」「—・れない内情」
いもせ‐やま【妹背山】
和歌山県北部、かつらぎ町を流れる紀ノ川の北岸の背山と南岸の妹山。鉢伏(はちぶせ)山と長者屋敷のこと。[歌枕]「後れ居て恋ひつつあらずは紀伊国の妹背の山にあらましものを」〈万・五四四〉 奈良県...
がい‐ろん【概論】
領域全体のあらましを要約して述べること。また、述べたもの。「経済学—」
こじ‐つ・く
[動カ四]何とか形が整うようになる。「少しは形も出来て、あらましは—・くやうになり」〈滑・八笑人〉 [動カ下二]「こじつける」の文語形。
りゃく‐じゅつ【略述】
[名](スル)あらましだけを簡略に述べること。また、その述べたもの。略叙。「事件の経過を—する」
のど【閑/和】
[形動ナリ] 1 「のどか」に同じ。「明日香川しがらみ渡し塞かませば流るる水も—にかあらまし」〈万・一九七〉 2 平穏無事であるさま。「大君の辺(へ)にこそ死なめ—には死なじ」〈続紀・聖武・歌謡〉
ひと‐とおり【一通り】
1 一つの種類。一つの組合わせ。「治療法は—しかない」 2 物事の程度が普通であること。尋常。「あの苦しさは—ではなかった」 3 一応、全体にわたっていること。副詞的にも用いる。あらまし。ひとわ...