あり‐の‐とわたり【蟻の門渡り】
1 蟻が列を作ってはっていること。蟻の熊野参り。《季 夏》 2 陰部と肛門(こうもん)の間。会陰(えいん)。 3 両側が切り立った崖となっている所。長野県の戸隠山のものが有名。
蟻(あり)の這(は)い出(で)る隙(すき)もない
少しのすきまもないほど、警戒が厳重なことのたとえ。 [補説]「蟻の這い入る隙もない」とするのは誤り。
あり‐の‐ひふき
キキョウの古名。「桔梗はきちかう…さりとて—といふ名えよまじ」〈胆大小心録〉
あり‐の‐まま【有りの儘】
実際にあるとおり。偽りのない姿。ありてい。「—の話」「—を見せる」
あり‐の‐み【有りの実】
《「梨(なし)」が「無(な)し」と音が通じるところから》「梨の実」の忌み詞。《季 秋》
あり‐は・つ【在り果つ】
[動タ下二] 1 いつまでも生きながらえる。「つひにはかくても—・つまじきを」〈浜松・四〉 2 同じ状態を最後まで続ける。「心清くも—・つべき」〈源・藤袴〉
ありはら【在原】
⇒ありわら
ありわら【在原】
姓氏の一。平城天皇の皇子阿保(あぼ)親王の子に賜った姓。 [補説]「在原」姓の人物在原滋春(ありわらのしげはる)在原業平(ありわらのなりひら)在原行平(ありわらのゆきひら)
ありわら‐でら【在原寺】
奈良市にある不退寺(ふたいじ)の別称。→石上(いそのかみ)寺
アリバイ【alibi】
《もとラテン語で、他の所に、の意》被疑者・被告人が、犯罪の行われたときに現場以外の場所にいたという証明。現場不在証明。「—を崩す」