みず‐ごころ【水心】
1 水泳の心得。 2 「魚心(うおごころ)あれば水心」の略。
水心(みずごころ)あれば魚心(うおごころ)
《「魚心あれば水心」を逆にいったもの》「魚心あれば水心」に同じ。
みせさし‐どき【店鎖し時】
店の戸をおろす時刻。夕方。みせさしごろ。みせさしじぶん。「うかうか話して、あれ—」〈浄・女腹切〉
みだれ‐ごい【乱れ恋】
あれこれと思い乱れる恋。「山菅の—のみせしめつつ逢はぬ妹(いも)かも年は経につつ」〈万・二四七四〉
みつ‐な・し【才無し】
[形ク]才能がない。「寡人(あれ)—・し、以て称(かな)ふに足らず」〈継体紀〉
みなせ‐がわ【水無瀬川】
[名]水のない川。また、川床だけあって水が地下を流れている川。みなしがわ。「うらぶれて物は思はじ—ありても水は行くといふものを」〈万・二八一七〉
[枕]地下を流れる川の意から、「下」にかかる...
み‐まま【身儘/身随】
[名・形動ナリ]身を拘束されず、思うままにふるまえること。特に、遊女が、年季があけたり身請けされたりして、自由の身となること。また、そのさま。「銀が四貫匁あれば、太夫様は—にならしゃますが」〈伎...
身(み)自(みずか)ら厚(あつ)くして薄(うす)く人(ひと)を責(せ)むれば則(すなわ)ち怨(うら)みに遠(とお)ざかる
《「論語」衛霊公から》人は自己を責めるときはきびしく、他人の過失を責めるときは寛大であれば、怨みを受けることが少ない。
みや‐びと【宮人】
《古くは「みやひと」》 1 宮中に仕える人。官人。「—もよろこびあへり」〈源・澪標〉 2 神に仕える人。神官。「あれにまします—の」〈謡・道成寺〉
みや・びる【雅びる】
[動バ上一][文]みや・ぶ[バ上二]優美な感じがする。みやびやかである。「—・びた庭園の趣」「梅の花夢(いめ)に語らく—・びたる花と我(あれ)思(も)ふ酒に浮かべこそ」〈万・八五二〉