いかな‐こと【如何な事】
[連語] 1 (感動詞的に用いて)驚きの気持ちを表す。どうしたこと。何としたこと。「これは—」 2 (あとに打消しの語を伴い副詞的に用いて)強く否定する気持ちを表す。どうしても。「—幕府を佐(た...
いかな‐ご【玉筋魚/鮊子】
スズキ目イカナゴ科の海水魚。全長約25センチになる。体は細長く、やや側扁し、腹びれはない。背側は青く、腹側は白い。内湾や浅海にすむ。小さいものをつくだ煮にするほか、養殖魚のえさに利用。こうなご。...
いかなご‐じょうゆ【玉筋魚醤油】
イカナゴを塩漬けにしてその汁をこしたもの。つけ醤油や煮物の味付けに用いる。香川県の特産。
いか‐な・り【如何なり】
[動ラ変]《「いかにあり」から》 1 どのようだ。どんなだ。「かかる人々のすゑずゑ—・りけむ」〈源・末摘花〉 2 どういうわけだ。どうしてだ。「女君も—・るらむとおぼす」〈落窪・一〉 3 反語の...
いか‐なる【如何なる】
[連体]《動詞「いかなり」の連体形から》「いかな」に同じ。「—ことがあろうとも驚かない」
いかなるほしのもとに【如何なる星の下に】
高見順の長編小説。浅草を舞台に、小説家の「私」がレビューの踊り子に思いを寄せるさまを描く。昭和14年(1939)1月から翌昭和15年(1940)3月まで「文芸」誌に連載。単行本は昭和15年(19...
いかなれ‐ば【如何なれば】
[連語]《動詞「いかなり」の已然形+接続助詞「ば」》 1 どういうわけで。「—かくおはしますならむ」〈源・葵〉 2 なぜか。どうしてか。「—、気色もうちかはり」〈浜松・四〉
いか‐に【如何に】
[副] 1 状態などについての疑問を表す。どのように。どんなふうに。「人間、—生くべきか」「彼の運命や—」 2 程度などについて推量する気持ちを表す。どれほど。どんなに。「—大きな打撃を受けた...
如何(いか)に況(いわ)んや
(多く、下を「むや」「をや」で結んで)まして…は言うまでもなく。「釈種は善法を修行して一の虫をだに殺さず、—人をや」〈今昔・二・二八〉
いかに‐か【如何にか】
[連語]《「か」は係助詞》 1 疑問を表す。どのようにしてか。どうしてか。「家に行きて—吾(あ)がせむまくらづくつま屋さぶしく思ほゆべしも」〈万・七九五〉 2 反語を表す。どうして…か。「けふの...