とう‐し【唐紙】
中国で作り、日本に輸入された紙。質はもろいが、墨の吸収がよいので古来書画用などとして愛用された。19世紀に入って和唐紙とよばれる模造品も作られた。→からかみ(唐紙)
どうこう‐いきょく【同工異曲】
1 《韓愈「進学解」から》詩文などを作る技量は同じであるが、趣が異なること。転じて、音楽を演奏する手法は同じであるが、味わいが異なること。異曲同工。 2 外見は違っているようだが、内容は同じであ...
とう‐ろう【灯籠】
灯明を安置するための用具。古くインドでは竹や瓦で作られたらしいが、日本では青銅製や石造のものが多い。台灯籠・釣り灯籠があり、現在は多く装飾用。盂蘭盆(うらぼん)には切り子灯籠の類が用いられる。《...
毒(どく)にも薬(くすり)にもならない
害もなく益もない。じゃまにもならないが、たいして役にも立たない。
どっ‐と
[副] 1 大ぜいがいっせいに声をあげるさま。「観客が—はやしたてる」 2 たくさんの人や物が一時に押し寄せるさま。「注文が—舞い込む」 3 病気が急に重くなるさま。「—病の床につく」
どこ‐やら【何処やら】
[名]場所をはっきりそこと示さないでいう。どこかあるところ。「—へ行くそうだ」
[副]それとはっきり示せないが、なんとなく。どことなく。「—父親似の顔」
どし‐がた・い【度し難い】
[形][文]どしがた・し[ク]済度(さいど)し難い。救いがたい。道理を言い聞かせてもわからせることができない。「縁なき衆生(しゅじょう)は—・し」「—・いわからずや」 [派生]どしがたさ[名]
と・し【利し/鋭し/疾し/敏し】
[形ク] 1 (利し・鋭し)切れ味がよい。鋭い。「剣大刀(つるぎたち)諸刃(もろは)の—・きに足踏みて死なば死なむよ君によりては」〈万・二四九八〉 2 (疾し) ㋐勢いが激しい。「ぬばたまの夜さ...
ドッグ‐サロン
《(和)dog+salon》主に愛玩(あいがん)用の犬のための美容院。犬用の服や化粧道具などもそろえている。 [補説]英語では、ペット一般の美容院をpet salon, pet grooming...
どこと‐なく【何処と無く】
[副] 1 どことはっきり言えないが、なんとなく。「—似ている」 2 どこと定まった場所もなく。「—地にはふ蔦のあはれなり/越水」〈曠野〉