とこ‐なめ【常滑】
川床の岩などに水苔がついて、いつもなめらかであること。また、その場所。「見れど飽かぬ吉野の川の—の絶ゆる事なくまたかへり見む」〈万・三七〉
とこ‐はつはな【常初花】
いつも初めて咲いたように美しい花。「比(たぐ)へれどいやなつかしく相見れば—に心ぐしめぐしもなしに」〈万・三九七八〉
とこ‐めずら・し【常珍し】
[形シク]いつも目新しく新鮮である。「難波人(なにはひと)葦火(あしひ)焚(た)く屋のすしてあれど己(おの)が妻こそ—・しき」〈万・二六五一〉
とこ‐よ【常夜】
いつも夜であること。常闇(とこやみ)。「これに因りて—往きき」〈記・上〉
とも【友/朋】
《「共」と同語源》 1 いつも親しく交わっている相手。友人。朋友(ほうゆう)。ともだち。「良き—に恵まれる」 2 志や目的を同じくする人。仲間。同志。「学問の—」「類は—を呼ぶ」 3 ふだん好ん...
とり‐つけ【取(り)付け】
1 取り付けること。機械・器具などを設置すること。「湯沸かし器の—」「—料」 2 いつもその店から買っていること。また、その店。買いつけ。「—の酒屋」 3 恐慌などのとき、信用を失った銀行に預金...
とり‐つ・ける【取(り)付ける】
[動カ下一][文]とりつ・く[カ下二] 1 ある物を他の物に装置する。「防音壁を—・ける」 2 自分の方に引き寄せて獲得する。「約束を—・ける」 3 いつもその店に注文して買う。よく配達してもら...
ど
[接助]活用語の已然形に付く。 1 逆接の確定条件を表す。…が、しかし。…けれども。「さばかりおぼしたれ—、限りこそありけれ」〈源・桐壺〉 2 上の事柄を受け、それを条件として予想されることに反...
どう‐き【動悸/動気】
胸がどきどきすること。心臓の鼓動がいつもより激しく打つこと。「—が鎮まる」「—がして冷や汗が出る」
どうぎょう‐ににん【同行二人】
西国巡礼者などがいつも弘法大師と一緒に巡礼しているという意で笠に書きつける語。→西国巡礼 [補説]この語の場合、「同行」を「どうこう」、「二人」を「ふたり」とは読まない。