いと‐わく【糸枠】
紡いだ糸を巻き取る枠。軸があって回転する。糸繰り。
いとわし・い【厭わしい】
[形][文]いとは・し[シク]《動詞「いと(厭)う」の形容詞化》不愉快で、いやである。わずらわしい。「雨の日ばかりで—・い」「—・い人間関係」 [派生]いとわしげ[形動]いとわしさ[名]
いと‐わっぷ【糸割符】
江戸時代、生糸を輸入する特定の商人に与えた特権。また、この権利を示す証札。慶長9年(1604)堺・京都・長崎、のちに江戸・大坂を加えて5か所の商人に与えられた。白糸割符。
いとをつむぐグレートヒェン【糸を紡ぐグレートヒェン】
《原題、(ドイツ)Gretchen am Spinnrade》シューベルトの歌曲。1814年の作。ゲーテの戯曲「ファウスト」第一部に基づく。
糸(いと)を引(ひ)・く
1 《操り人形を、糸を引いて動かすことから》裏で指図して人を操る。「陰で—・く者がいる」 2 影響などが長く続いて絶えない。「いつまでも—・いて困る」 3 ねばついて糸を張ったような状態になる。...
糸(いと)を解(ほぐ)すよう
からんだ糸をほぐしてなおすようにするさま。さまざまに入り組んで混乱している問題の決着に向かって少しずつ丁寧に解いて行くさまの形容に用いる。「難事件を—に推理する」