いぬがみ‐つき【犬神憑き】
犬神がとり憑いたとする一種の精神異常。また、その状態の人。
いぬ‐がや【犬榧】
イチイ科の常緑小高木または低木。暖地に自生。樹皮は黒褐色で浅い裂け目が縦に走る。葉は線形で、羽状につく。雌雄異株。3、4月ごろ、黄色の雄花、緑色の雌花がつく。果実は丸く、外種皮は肉質。
いぬ‐がらし【犬芥子】
アブラナ科の多年草。道端やあぜに生え、高さ30〜40センチ。多くの枝に分かれ、葉は長楕円形で縁にぎざぎざがある。春から夏、黄色い小花を総状につけ、線形の実がなる。あぜだいこん。のがらし。
いぬ‐がんそく【犬雁足】
コウヤワラビ科のシダ。山地に生え、根茎は太く横にはう。栄養葉は長さ約1メートル。胞子葉は秋に出て短く、葉身は退化している。
い‐ぬき【居抜き】
店舗・工場などを、設備・家具・調度などをつけたまま売り渡したり貸したりすること。居成り。「小料理屋を—で買う」
いぬ‐ぎり【犬桐】
アブラギリの別名。
い‐ぬ・く【射貫く】
[動カ五(四)]矢や弾丸などを射て貫く。射通す。「杉板を—・く」
いぬ‐くい【犬食い】
《「いぬぐい」とも》 1 犬のように、うつむいてがつがつ食べること。また、食器を食卓や食膳に置いたまま物を食べること。品のよくない食べ方。 2 闘犬。犬合わせ。「朝夕好む事とては、—、田楽などを...
いぬ‐くぎ【犬釘】
鉄道のレールを枕木に固定するために打つ大きな釘。釘の頭部が犬の頭に似ているのでいう。
いぬ‐くぐ【犬磚子苗】
カヤツリグサ科の多年草。日当たりのよい草地に生え、高さ30〜50センチ。夏から秋、苞(ほう)の上に穂を数個つける。穂は緑色から褐色に変わる。