コロポックル
《アイヌ語。蕗(ふき)の葉の下に住む人の意。「コロボックル」とも》アイヌ伝説に現れる小人の先住人。坪井正五郎がこの伝説を根拠に、コロポックルを日本の石器時代人だとみる仮説を唱えた。
にぶたに【二風谷】
北海道日高振興局の北西部、沙流(さる)郡平取(びらとり)町の地名。北海道内でアイヌ民族の人口数の割合がもっとも高い地域とされる。二風谷アイヌ文化博物館がある。
サーバーのいぬたち【サーバーの犬たち】
《原題Thurber's Dogs》サーバーのエッセー集。1958年刊。生涯に40匹を超える犬を飼った著者の、犬にまつわるエッセーをまとめたもの。別邦題「サーバーのイヌ・いぬ・犬」。
ユーカラ
《アイヌ語で、詞曲の意》アイヌに口承されてきた叙事詩。棒で拍子をとり、節をつけて語る。狭義には、少年ポイヤウンペの武勲・遍歴を物語る長編の英雄叙事詩をいう。広義には、自然神・人文神が来歴などを語...
チャランケ
《アイヌ語》アイヌ社会で、秩序維持のための談判。議論をたたかわせて是非を決め、秩序に反したと決まった者に賠償を負わせるもの。
トンコリ
樺太アイヌの弦楽器。くりぬいた丸木に薄い響板を張った細長い胴に、5本の弦を張ったもの。座って斜めに抱き、両手の指で弾奏する。北海道アイヌでは「カー」とよばれる。
あつし【厚司/厚子】
《アイヌ語から》 1 オヒョウなどの樹皮を細く裂いて織った布。また、その布で作ったアイヌの衣服。背・袖口・裾に独特の模様を刺繍する。 2 平織りまたは綾織りの厚い木綿織物。紺無地(こんむじ)、ま...
ヌナブット【Nunavut】
《イヌイットの言葉で「我々の土地」の意。「ヌナブト」とも》カナダ北西部の準州。1999年、北極圏に近いノースウエスト準州の東半分が独立して成立。イヌイットの自治政府がおかれる。州都イカルイット。
アイヌ‐みんぞくはくぶつかん【アイヌ民族博物館】
北海道白老郡白老町のポロト湖畔にある、アイヌ文化の保存・研究・紹介などのための博物館。昭和59年(1984)開設。資料を展示する本館のほか、家並みを再現した野外展示場がある。ポロトコタン(アイヌ...
かとり‐じんぐう【香取神宮】
千葉県香取市にある神社。旧官幣大社。祭神は経津主神(ふつぬしのかみ)(別名、伊波比主命(いわいぬしのみこと))。古来、鹿島神宮とともに軍神として尊崇されてきた。下総(しもうさ)国一の宮。