いぬ‐じにん【犬神人】
中世、近畿地方の大社に隷属した身分の低い神人。特に京都祇園社(八坂神社)に属した者をいう。社内の清掃、祇園会の山鉾(やまぼこ)巡幸の警固、葬送・埋葬などに従事し、祇園社の本所である延暦寺の兵卒と...
イヌビク【Inuvik】
カナダ、ノースウエスト準州北西部の町。マッケンジー川のデルタの東側に位置する。1961年にカナダ政府によって、先住民のイヌイットの定住地として計画的に建設された。冬の住居イグルーを模したドーム状...
いぬぼう‐さき【犬吠埼】
《「いぬぼうざき」とも》千葉県銚子市にある岬。太平洋に突出し、突端の崖上に日本最初の回転式灯台がある。犬吠岬。
いぬ‐ぼえ【犬吠/狗吠】
上代、元日・即位・大嘗祭(だいじょうさい)などに、宮門を守る隼人(はやと)が犬の遠吠えをまねた声を発したこと。また、その声。→犬人(いぬひと)
イフンケ
《アイヌ語》アイヌの歌謡の一。主に女性が歌う一種の子守歌。イフンケイヨンルイカ。
いぶり【胆振】
北海道の旧国名。北海道南西部にあたり、現在の胆振総合振興局と後志(しりべし)・渡島(おしま)・石狩・上川(かみかわ)各総合振興局・振興局の一部を含む。
北海道中南部の総合振興局。局所在地は室...
いまどしんじゅう【今戸心中】
広津柳浪(ひろつりゅうろう)の小説。明治29年(1896)発表。愛人と別れた遊女が、嫌いぬいた男と今戸河岸で心中するまでの、女心の機微を描く。
いやいやえん
中川李枝子による短編の童話。昭和34年(1959)、いぬいとみこ主宰の同人誌「いたどり」に掲載。反抗期の保育園児しげるを主人公に、子供たちの姿を活き活きと描く。本作に加筆し、他の作品を加えた同名...
イヨマンテ
《アイヌ語。「イオマンテ」とも》「熊(くま)送り」に同じ。
いろは‐ガルタ【伊呂波ガルタ】
カルタの一。いろは47文字に「京」の字を加えた48文字で始まる諺(ことわざ)を書いた読み札と、その内容を絵に書いた取り札からなる。犬棒(いぬぼう)カルタなど。江戸後期に始まる。