いみじく‐も
[副]《形容詞「いみじ」の連用形+係助詞「も」から》非常にうまく。適切に。「暑さ寒さも彼岸まで、とは—いったものだ」
い・む【忌む/斎む】
[動マ五(四)] 1 (忌む) ㋐呪術的な信仰などから、不吉なものとして避ける。禁忌とする。「葬式は友引の日を—・む」「宗教上、肉食を—・む」 ㋑嫌って、避ける。「革新を—・む」「退屈を—・む」...
いろ‐ごのみ【色好み】
1 情事を好むこと。また、その人。好色漢。 2 恋愛の情趣をよく解すること。また、その人。「—といはるるかぎり、五人」〈竹取〉 3 風流・風雅な方面に関心や理解があること。また、その人。「かの賢...
う‐おんびん【ウ音便】
音便の一。広義には、発音の便宜上、語中・語尾の「く」「ぐ」「ひ」「び」「み」などが「う」の音になる現象。「かぐはし」が「かうばし」、「いもひと」が「いもうと」になる類。また狭義には、用言の活用語...
うま‐ご【孫】
《「むまご」とも表記》 1 まご。「翁の、いといみじきぞいで来たる。むすめにや—にや」〈源・末摘花〉 2 子孫。「又、この山の族(ぞう)七人にあたる人を、三代の—に得べし」〈宇津保・俊蔭〉
おい‐おい
[副]大声で激しく泣くさま。また、その声。「大の男が—(と)泣きだした」
[感] 1 呼びかけるときに発する語。主に男性が同輩・目下に対して用いる。「—、びっくりさせるなよ」「—、ちょっと待...
おこな・う【行う〔行なう〕】
[動ワ五(ハ四)] 1 物事をする。なす。やる。実施する。「儀式を—・う」「合同演習を—・う」「四月五日に入学式が—・われる」 2 仏道を修行する。勤行(ごんぎょう)する。「いみじう額(ぬか)づ...
おし‐いだ・す【押し出だす】
[動サ四] 1 押して外のほうへ出す。「(櫛(くし)ノ箱ノ蓋(ふた)ニ)髪の、筋、裾つきいみじう美しきを綰(わ)げ入れて—・す」〈堤・このついで〉 2 出衣(いだしぎぬ)をする。押し出す。「衣(...
おぞまし・い【悍ましい】
[形][文]おぞま・し[シク] 1 いかにも嫌な感じがする。ぞっとするほど、いとわしい。「口にするのも—・い事件」 2 我(が)が強い。強情だ。「かく—・しくは、いみじき契り深くとも絶えてまた見...
おもい‐しめ・る【思ひ湿る】
[動ラ四]悲しみに沈む。また、悲観的に考える。「常よりもいみじう—・り給へるけしきありさまの」〈浜松・五〉