いも‐がま【芋釜/芋竈】
サツマイモを蓄えておくための穴蔵。
いも‐がゆ【芋粥】
1 さいの目に切ったサツマイモを入れて炊いた粥。《季 冬》 2 ヤマノイモを薄く切り、アマズラの汁で炊いた粥状のもの。昔、宮中の大饗(たいきょう)などに用いた。 [補説]書名別項。→芋粥
いもがゆ【芋粥】
芥川竜之介の短編小説。大正5年(1916)9月、雑誌「新小説」に発表。「今昔物語集」および「宇治拾遺物語」に取材しており、平安朝を舞台にした王朝ものの作品のひとつ。
いも‐がら【芋幹/芋茎】
サトイモの葉柄。また、それを日に干したもの。ずいき。いもじ。《季 秋》
いも‐がり【妹許】
妻または恋しい女性のいる所へ。→許(がり)「筑波嶺の裾廻(すそみ)の田居に秋田刈る—遣らむ黄葉(もみち)手折らな」〈万・一七五八〉
イモギリ‐りょうぼ【イモギリ陵墓】
《Makam Imogiri》インドネシア、ジャワ島中部の都市ジョグジャカルタ南郊にある陵墓。17世紀半ば以降のジョグジャカルタ王朝ハメンク=ブオノ1世から9世まで、歴代のスルターンとその家族が眠る。
いも‐ぐし【芋串】
ゆでたり蒸したりした里芋の皮をむき、串に刺して焼き、味噌だれを塗った料理。栃木県日光、那須地方の郷土料理。
いも‐けんぴ【芋けんぴ】
サツマイモを細く切り、油で揚げて煮つめた砂糖をからめた菓子。
いも‐ざけ【芋酒】
ヤマノイモをすってまぜた酒。薬用酒として用いた。
いも‐ざし【芋刺(し)】
串で芋を刺すように、槍(やり)・刀などで人を刺し通すこと。串刺し。田楽(でんがく)刺し。