ごしょ‐ぞめ【御所染(め)】
寛永(1624〜1644)のころ、女院の御所の好みで始められたといわれる染め模様。白の地に、檜垣(ひがき)に菊や竜田川などの模様を入れた上品な散らし模様。
こ‐じょう【小尉】
能面の一。気品のある老人面。室町初期の面打ち小牛清光の創作といわれ、脇能物の前ジテなどに用いる。小牛尉(こうしじょう)。
ごしょ‐がき【御所柿】
カキの一品種。奈良県御所(ごせ)市の原産といわれる。実は扁平でやや方形をなしている。やまとがき。ひらがき。五所柿。
ごじゅうおん‐ず【五十音図】
五十音を、縦5字ずつ、横に10字ずつ配列した表。縦を行(ぎょう)、横を段(だん)という。子音が同じものを同行に、母音が同じものを同段に配置。現代では、撥音の「ん」を末尾に示したり、濁音・半濁音・...
こ‐しろ【子代】
大化の改新以前の皇室の私有民。天皇が皇子のために設置したものといわれるが、実体は未詳。→名代(なしろ)
ごしゃいんずい【五車韻瑞】
中国の韻書。160巻。明の凌稚隆撰。経・史・子・集・賦の5部に分けて、熟語とその出典とを明示したもの。「佩文(はいぶん)韻府」のもとになったといわれる。
ごしょ‐まる【御所丸】
高麗(こうらい)茶碗の一。初め島津義弘が御用船の御所丸で持ち帰ったところからの名で、慶長(1596〜1615)のころ日本からの注文で作られたといわれる。特に黒い刷毛目(はけめ)文のものは茶人に珍...
こっき【国記】
日本最初の国史書。聖徳太子が蘇我馬子(そがのうまこ)と共編したといわれるが、焼失して現存しない。くにつふみ。
こしかけ‐いし【腰掛(け)石】
1 腰を掛けるのに適した石。また、腰を掛けるために置いてある石。 2 著名な人が腰を掛けて休んだといういわれのある石。
このしろ【鰶/鮗】
ニシン目ニシン科の海水魚。全長約25センチ。体は紡錘形で側扁する。背側が青色で数列の黒点が並び、肩部に黒斑が一つある。背びれの後端が長く伸びている。本州中部以南の沿岸に産し、食用。約10センチの...