うち‐がい【打ち飼ひ】
1 狩りのとき、犬や鷹(たか)に与える餌(え)。うちがえ。「あな恐ろし。鬼の—になりたりつる」〈古活字本保元・上〉 2 「打ち飼い袋2」の略。「—の底に入れておいた梅干を」〈雑兵物語・上〉
うちがい‐ぶくろ【打ち飼ひ袋】
1 打ち飼い1を入れる筒状の底のない長袋。うちがえぶくろ。「いでいで犬をつけんとて、腰に下げたる—を」〈虎明狂・餌差〉 2 昔、旅人などが、食糧や金銭その他貴重品を入れて腰に巻きつけた袋。うちが...
うち‐かくし【内隠し】
《「うちがくし」とも》洋服の内側にあるポケット。内ポケット。
うち‐がけ【内掛(け)】
相撲のきまり手の一。四つに組んで一方の足を相手の足の内側に掛けて後ろへ倒す技。→外掛け
うち‐がし【内貸し】
[名](スル)報酬・賃金などの一部を前払いすること。
うち‐がし【打(ち)菓子】
⇒打ち物4
うち‐がたな【打(ち)刀】
刃を上にする形で腰帯に差す刀。敵と切り合うための長い刀で、鍔(つば)をつける。鍔刀(つばがたな)。打ち太刀。→腰刀 →太刀(たち)
うち‐がま【内釜】
1 炊飯器で、といだ米を入れる内側の容器。 2 釜が風呂桶(ふろおけ)の内部に取り付けられていること。現在では、釜の部分が浴室内にある構造をいう。⇔外釜。
うち‐がみ【内神】
九州南部などで、本家の屋敷内に祭る神。関東地方北部では氏神(うじがみ)とよぶ。同族の祖霊神としての性格が濃い。
うち‐がみ【打(ち)紙】
石盤の上で木槌(きづち)で打ってつやを出した紙。つや出しには蝋(ろう)や油を用いる。