あわよく‐ば
[連語]《形容詞「あわよい」の未然形+接続助詞「ば」》運がよければ。よい機会が得られれば。うまくいけば。「—大金をせしめてやろう」
あんじょう
[副]《「あぢ(味)よく」の音変化》ぐあいよく。うまく。現在では、多く関西地方で用いられる。「—、ものになるかならへんかわからんでも」〈井上友一郎・受胎〉
案(あん)に違(たが)・う
「案に相違する」に同じ。「—・わず事はうまくはこんだ」
あん‐ばい【塩梅/按排/按配】
[名](スル)《味の基本である塩と梅酢の意の「えんばい」と、物をぐあいよく並べる意の「按排」とが混同した語》 1 料理の味加減。「—をまちがえて、食べられたものではない」 2 物事のぐあい・よう...
いい‐こしら・える【言い拵える】
[動ア下一][文]いひこしら・ふ[ハ下二]その場のがれの口実を使う。うまく言いつくろう。「言葉巧みに—・えて責任を逃れる」
いい‐つくろ・う【言(い)繕う】
[動ワ五(ハ四)]失敗などを体(てい)よく言葉でごまかす。うまく言ってとりつくろう。「その場を—・う」
いい‐なし【言い做し】
1 その場をうまく取りなすこと。「—を頼む」 2 本当でないことをもっともらしく言うこと。「み吉野の春も—のそら目かと分け入る峰に匂へ白雲」〈拾遺愚草・中〉
いい‐ぬ・ける【言(い)抜ける】
[動カ下一][文]いひぬ・く[カ下二]言葉巧みにごまかして、責任などを逃れる。言い逃れる。「詰問をうまく—・ける」
いい‐のが・れる【言(い)逃れる】
[動ラ下一][文]いひのが・る[ラ下二]うまくごまかして、責任をまぬがれる。言い抜ける。「何とかその場を—・れる」
いい‐まわ・す【言(い)回す】
[動サ五(四)] 1 遠まわしに言う。「—・した表現で真意がつかみにくい」 2 うまく言い表す。巧みに表現する。「仮名といふもの書きまぜず、むべむべしく—・し侍るに」〈源・帚木〉 3 言いふらす...