うみ‐うし【海牛】
腹足綱後鰓(こうさい)亜綱の軟体動物のうち、殻のないものの総称。巻き貝の仲間であるが、殻は退化。体はナメクジ形で、頭部に牛の角に似た触角と、後部にえらをもつ。色の目立つものが多く、浅海の岩上や海...
うみ‐うそ【海獺】
アシカの別名。うみおそ。
うみ‐うちわ【海団扇】
1 花虫綱トゲヤギ科の腔腸(こうちょう)動物。本州南部以南の浅海に分布。群体をなして扇状に広がり、各枝は癒着し、網状になる。 2 アミジグサ科の褐藻。干潮線付近の岩などに生え、高さ約10センチ。...
うみ‐うなぎ【海鰻】
アナゴやウミヘビなど、形状がウナギに似た海水魚のこと。
うみ‐うま【海馬】
タツノオトシゴの別名。
うみ‐えら【海鰓】
ウミエラ科の腔腸(こうちょう)動物。浅海の砂泥底に直立し、全長約20センチ。左右に葉状体がえら状に並ぶ。黄白または淡桃色。
うみ‐お【績麻/績苧】
紡いだ麻糸。細く裂いて糸として縒(よ)った麻糸。うみそ。「娘子(をとめ)らが—かくといふ鹿脊(かせ)の山時し行ければ都となりぬ」〈万・一〇五六〉
うみ‐おうむ【海鸚鵡】
ウミスズメ科の海鳥。全長約25センチ。上面は黒褐色、下面は白色。くちばしは縦に平たく、赤い。北太平洋に分布。日本では冬に北日本沿岸でまれにみられる。
うみ‐おと・す【生み落(と)す/産み落(と)す】
[動サ五(四)]子や卵を産む。「玉のような子を—・す」
うみ‐かぜ【海風】
1 海の風。海上を吹く風。 2 海岸地方で、日中、海から陸に向かって吹く風。穏やかな風で、海軟風ともいう。かいふう。⇔陸風(りくかぜ)。