うら‐ふじ【裏富士】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」のうち、好評を得て当初企画に追加して摺られた10作をさす俗称。→表富士
うら‐ふみ【占文/卜書】
占い定めた事柄を記した文書。せんもん。うらのふみ。「吉平が自筆の—の裏に書かれたる御記(ぎょき)」〈徒然・一六三〉
うら‐ぶ・る
[動ラ下二]「うらぶれる」の文語形。
うら‐ぶ・れる
[動ラ下一][文]うらぶ・る[ラ下二] 1 落ちぶれて惨めなありさまになる。不幸な目にあったりして、みすぼらしくなる。「—・れた生活」 2 心がしおれて、わびしく思う。悲しみに沈む。「君に恋ひ—...
裏(うら)へ回(まわ)・る
人目につかないところで行動する。「—・って画策する」
うら‐べ【卜部】
律令制で、神祇官(じんぎかん)に仕えた職員。卜占(ぼくせん)による吉凶の判断をつかさどった。
うらべ【卜部】
姓氏の一。古来、卜占(ぼくせん)・祭祀(さいし)を職とした氏族。 [補説]「卜部」姓の人物卜部懐賢(うらべかねかた)卜部兼倶(うらべかねとも)卜部兼好(うらべかねよし)卜部季武(うらべのすえたけ)
うらべ‐しんとう【卜部神道】
⇒吉田神道
うらべ‐の‐かみ【卜部の神】
⇒卜庭(うらにわ)の神
うら‐ほうしゅう【裏報酬】
不正な行いの対価として得た報酬。また、帳簿に記載せず、ひそかに得た報酬。