い‐あか・す【居明かす】
[動サ四]寝ないで夜を明かす。「高欄(かうらん)に—・しつつ帰り給ふ」〈宇津保・楼上下〉
イエローケーキ【yellowcake】
ウラン鉱石を精錬して得られる、不純物の多いウランの粉末。黄色で、約70パーセントのウラン成分が含まれている。
イエロー‐すいそ【イエロー水素】
水を電気分解して水素を生成する際、原子力発電による電力を使用するもの。名称は、原子炉用のウラン燃料の原料となるイエローケーキに由来する。
イオニウム【ionium】
トリウムの同位体。ウラン234のα(アルファ)崩壊で生じるトリウム230。半減期は8万年。海底堆積物の年代測定などに利用される。記号Io
いかずち【雷】
《「厳(いか)つ霊(ち)」の意。「つ」は助詞》かみなり。なるかみ。《季 夏》「—に松籟(しょうらい)どっと乱れ落つ/茅舎」
如何(いか)にせ◦む
1 どうしたらよかろうか。「仲頼、—◦むと思ひ惑ふに」〈宇津保・嵯峨院〉 2 どうしようもない。しかたがない。「—◦む葛(くず)のうら吹く秋風に下葉の露の隠れなき身を」〈新古今・恋三〉
いき【壱岐】
旧国名の一。現在の長崎県壱岐全島にあたる。壱州(いっしゅう)。
長崎県北部、玄海灘にある島。面積約134平方キロメートル。古くから対馬(つしま)とともに朝鮮半島や中国との通路にあたる要地。湯...
い‐こん【遺恨】
1 忘れがたい深いうらみ。宿怨(しゅくえん)。「—を晴らす」「—試合」 2 残念に思うこと。「極めたる—の事になん」〈今昔・一二・二三〉
いさ‐がわ【率川】
奈良市を流れていた川。春日山に源を発し佐保川に注いだ。現在は地下を流れる。能登川。[歌枕]「はね蘰(かづら)今する妹をうら若みいざ—の音のさやけさ」〈万・一一一二〉
いしきりかじわら【石切梶原】
浄瑠璃「三浦大助紅梅靮(みうらのおおすけこうばいたづな)」を、三段目の切(きり)「星合寺」(現行は鎌倉八幡宮)の段を中心に上演するときの通称。特に歌舞伎でいう。