くち‐ずさ・む【口遊む】
[動マ五(四)] 1 詩や歌などを思いつくままに口にしたり歌ったりする。「懐かしの歌を—・む」 2 うわさをする。「不義淫乱の噂を—・めば」〈当世下手談義・五〉
くち‐づたえ【口伝え】
1 口頭で伝達、伝授すること。口伝(くでん)。「極意を—に教える」 2 人から人へ言い伝えること。くちづて。「うわさを—に聞く」
口(くち)に上(のぼ)・る
うわさになる。話題になる。「世間の—・る」 [補説]「口にあがる」と読むのは誤り。
くち‐の‐は【口の端】
1 言葉のはしばし。口先。くちは。「無理に言わせられた表面の—に過ぎないのだ」〈左千夫・春の潮〉 2 うわさ。評判。くちは。
口(くち)の端(は)に掛(か)か・る
人々の話の種にされる。うわさされる。「徐々(そろそろ)人の—・るようになりましたものですから」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉
口(くち)の端(は)に上(のぼ)・る
うわさになる。話の種になる。「世間の—・る」 [補説]「口の端にあがる」と読むのは誤り。
くろ・い【黒い】
[形][文]くろ・し[ク] 1 墨のような色をしている。「—・い色の服」 2 黒みがかっている。黒に近い色である。「日に焼けて—・い顔」「冬の—・い海」 3 汚れて黒ずんでいる。きたない。「—・...
けし‐と・める【消し止める】
[動マ下一][文]けしと・む[マ下二] 1 燃えひろがるのを防ぎ止める。「建物の一部を焼いただけで—・めた」 2 うわさなどが広まるのを防ぐ。「デマを—・める」
げす・い【下種い】
[形]《「下種」の形容詞化》下品で卑しい。品位に欠ける。「—・いうわさ話」
げば‐ひょう【下馬評】
《下馬先で主人を待っている間、供の者がしあう批評の意》第三者が興味本位にするうわさ・批評。「—に上る」「—が高い」