えん‐お【厭悪】
[名](スル)嫌い憎むこと。ひどくいやに思うこと。嫌悪。「生きる事それ自身を—させるこの悩ましい頭の前には」〈三重吉・小鳥の巣〉
えんおう【延応】
鎌倉前期、四条天皇の時の年号。1239年2月7日〜1240年7月16日。
えん‐おう【冤枉】
無実の罪。冤罪。ぬれぎぬ。「—に陥れる」
えん‐おう【閻王】
閻魔王。「—の口や牡丹(ぼたん)を吐かんとす」〈蕪村句集〉
えん‐おう【鴛鴦】
《「鴛」は雄の、「鴦」は雌のオシドリ》 1 オシドリのつがい。 2 《オシドリの雌雄がいつも一緒にいるところから》夫婦の仲のむつまじいことのたとえ。
おしどりじゅもん【鴛鴦呪文】
三上於菟吉の小説。大正15年(1926)から昭和2年(1927)にかけて発表。昭和5年(1930)、高橋寿康監督により映画化。
えんおう‐の‐ちぎり【鴛鴦の契り】
夫婦仲のむつまじいことのたとえ。
えんおう‐の‐ふすま【鴛鴦の衾】
夫婦が共寝をする夜具。
えん‐おん【延音】
「延言(えんげん)」に同じ。
えんおん‐の‐ざ【宴穏の座】
朝廷の儀礼用の饗宴(きょうえん)のときなどに設けられる酒宴の座。宴の座と穏の座とがある。