えん‐ぴ【円匙】
《「えんし」の誤読から》土を掘る道具の一。小型のシャベル。旧軍隊で使用。
えん‐ぴ【猿臂/猨臂】
猿の腕。転じて、そのように長い腕。
えんぴ‐せん【鉛被線】
多くの絶縁線を束ねて鉛管に通した電線。
えん‐ぴつ【鉛筆】
筆記用具の一。木の軸に、黒鉛の粉末と粘土を混ぜ高熱で焼き固めた芯(しん)を入れたもの。1565年に英国で考案。江戸初期にオランダから幕府に献上され、商品として輸入されたのは明治10年(1877)前後。
えんぴつ‐が【鉛筆画】
鉛筆だけで描いた画。スケッチや画稿として描かれる。
えんぴつ‐の‐き【鉛筆の木】
ヒノキ科の常緑高木。材質は柔らかで、繊維もまっすぐ通り、鉛筆の軸木に使用。北アメリカの原産。鉛筆柏槙(えんぴつびゃくしん)。
えんぴつ‐びゃくしん【鉛筆柏槙】
エンピツノキの別名。
鉛筆(えんぴつ)を嘗(な)・める
1 思案しながら文章を仕上げる。「—・めながら手紙を書き上げた」 2 書類上の数字を都合のいいように書き換える。帳簿などの帳尻を合わせるために、数字を操作する。
猿臂(えんぴ)を伸(の)ば・す
物をつかもうと腕を長く伸ばす。「—・し、弟の襟上をつかみながら」〈芥川・偸盗〉