えんりゃく‐そうろく【延暦僧録】
奈良時代の伝記書。唐からの帰化僧思託(したく)の著。延暦7年(788)成立。日本最初の僧の伝記といわれるが、現存せず、宗性(そうしょう)の「日本高僧伝要文抄」などに一部が引用されている。
えん‐りゅう【淹留】
[名](スル)長く同じ場所にとどまること。滞留。滞在。「余若(も)し永く—せば」〈織田訳・花柳春話〉
えん‐りょ【遠慮】
[名](スル)《3が原義》 1 人に対して、言葉や行動を慎み控えること。「—なくいただきます」「年長者への—がある」「この部屋ではタバコは—してください」 2 辞退すること。また、ある場所から引...
えん‐りょう【円領】
⇒盤領(ばんりょう)
遠慮(えんりょ)会釈(えしゃく)もな・い
相手の意向を考えないで強引に事を進めるようす。「—・く批判する」
えんりょ‐がち【遠慮勝ち】
[形動][文][ナリ]言葉や態度が控えめであるさま。他人に気兼ねをして、思いどおりにしないことの多いさま。「—な態度」
遠慮(えんりょ)無(な)ければ近憂(きんゆう)あり
《「論語」衛霊公から》遠い将来のことを考えずにいると、必ず目前に心配事が起こる。
えんりょ‐ぶか・い【遠慮深い】
[形]他人に対する態度や言動が非常に控えめである。たいへんつつましい。「—・い物言い」
エンリル【Enlil】
シュメールのパンテオンの最高神。風と嵐の神。バビロン王朝以後にマルドゥク神が優位になるまで、信仰の中心地ニップールをはじめ、広くメソポタミア各地で信仰された。
えん‐りん【円鱗】
サケ・マス・コイなど硬骨魚類の、円形の滑らかで硬いうろこ。