おうぎや‐ぞめ【扇屋染(め)】
布地の染め模様の一。江戸中期に流行した、円形・四角形・扇形・六角形・ひし形などを交えて、その中に花鳥や唐草などを染め出したもの。
おう‐ぎゅう【黄牛】
家畜の牛の一品種。肩に小さなこぶがあり、黄褐色。中国や東南アジアで飼われ、体質が強健で暑さにも強く、農耕用。コブウシの小形の一系統といわれる。こうぎゅう。
扇(おうぎ)忌忌(ゆゆ)し
《漢代、班婕妤(はんしょうよ)が、秋風が吹くと捨てられる扇に自分をたとえて「怨歌行」を作ったという「文選」の故事から》扇は男女の仲にとって不吉だということ。「名にし負はば頼みぬべきをなぞもかく—...
おう‐ぎょう【王業】
国王が国を統治する事業。また、その業績。「代々の—を記す」
おう‐ぎょう【横行】
[名](スル) 1 「おうこう(横行)1」に同じ。 2 「おうこう(横行)2」に同じ。「斯かる—の行状(ふるまひ)も」〈人・恩愛二葉草〉
オーギョーチー【愛玉子】
《(中国語)》台湾に生えるクワ科のつる植物の種子からつくる食品。乾燥させた種子を水の中でもむとペクチンが溶け出し、寒天状に固まる。シロップをかけ、甘味として供される。あいぎょくし。
おう‐ぎょく【黄玉】
アルミニウムと弗素(ふっそ)を含む珪酸塩(けいさんえん)鉱物。無色または黄色の透明な柱状結晶で、柱面に縦の条線がある。斜方晶系。宝石とする。トパーズ。トッパーズ。こうぎょく。
扇(おうぎ)を請(う)・ける
芸事などで、奥義伝授の証(あかし)として、その流儀の扇を師匠から与えられる。
扇(おうぎ)を鳴(な)ら・す
1 案内を請うとき、扇を打ち鳴らして人を呼ぶ。「一夜の戸口に寄りて、—・し給へば」〈源・総角〉 2 扇を手で打って歌などの拍子をとる。「あるいはうそぶき、—・しなどするに」〈竹取〉