扇(おうぎ)を鳴(な)ら・す
1 案内を請うとき、扇を打ち鳴らして人を呼ぶ。「一夜の戸口に寄りて、—・し給へば」〈源・総角〉 2 扇を手で打って歌などの拍子をとる。「あるいはうそぶき、—・しなどするに」〈竹取〉
おう‐くつ【枉屈】
[名](スル) 1 身をかがめ、へりくだること。 2 力で押さえつけること。抑圧すること。「出版の自由を許さざれば人民の—を訴うる」〈東海散士・佳人之奇遇〉
おう‐ぐ【応供】
《(梵)arhatの訳。音写は阿羅漢(あらかん)》 1 仏の十号の一。供養を受けるにふさわしい者の意。 2 小乗仏教で、最上の聖者。
おう‐ぐう【王宮】
「おうきゅう(王宮)」に同じ。〈日葡〉
おう‐け【王気】
王者らしい気品。おうき。「今より様異に、—さへつかせ給へる様にて」〈狭衣・二〉
おう‐け【王家】
王の一族、また、家筋。おうか。
神祇伯(じんぎはく)を世襲した白川家のこと。伯家(はくけ)。伯王家。
おう‐げ【応化】
《「おうけ」とも》仏語。仏・菩薩(ぼさつ)が世の人を救うために、相手の性質・力量に応じて姿を変えて現れること。応現。応作(おうさ)。
おう‐けい【王卿】
王と公卿(くぎょう)。
おう‐けい【凹形】
中央がへこんだ形。⇔凸形。
おう‐けい【往詣】
神仏に参拝すること。「—参籠(さんろう)の人」〈源平盛衰記・四〇〉