おおしま‐じょうん【大島如雲】
[1858〜1940]鋳金(ちゅうきん)家。江戸の生まれ。本名、勝次郎。東京美術学校教授。精緻な蝋型(ろうがた)技法で知られる。代表作に「濡獅子図額」など。
おおしま‐たかとう【大島高任】
[1826〜1901]幕末から明治初期の冶金(やきん)技術者。陸奥(むつ)の人。安政4年(1857)釜石鉱山に洋式高炉を建設、日本近代製鉄業の基礎を築いた。
おお‐しまだ【大島田】
島田髷(まげ)を大きく結い上げたもの。
おおしま‐つむぎ【大島紬】
奄美(あまみ)大島から産出する、絣(かすり)織りの紬。手で紡いだ糸を、当地産のティーチキという植物の煮出し液と、泥の中の鉄塩とで茶色に染めて織る。
おおしま‐なぎさ【大島渚】
[1932〜2013]映画監督。岡山の生まれ。「愛と希望の街」で監督デビュー。「青春残酷物語」で注目を集めた。その後、「日本の夜と霧」「儀式」など前衛的・政治的作品を連作し、「愛のコリーダ」「戦...
おおしま‐の【大島の】
[枕]島は鳴門(なると)や浦(うら)と縁があるところから、「なると」「うら」にかかる。「—なるとはなしに嘆く頃かな」〈後撰・恋一〉 「—うら悲しげに声の聞こゆる」〈源・玉鬘〉
おおしま‐は【大島派】
自由民主党の派閥の一。番町政策研究所の平成24年(2012)から同27年の通称。高村派を大島理森が継承した。→山東派
おおしま‐ふうつう【大島風通】
風通織りで黒地に白茶の絣(かすり)模様を織り出した大島紬(つむぎ)に似た絹と綿の混織物。
おおしま‐ぶし【大島節】
民謡の一。明治初期、伊豆大島野増(のまし)村の茶もみの作業歌だったという。のち、各地の花柳界に紹介され、座敷歌となった。野増節。
おおしま‐ますみ【大島真寿美】
[1962〜 ]小説家。愛知の生まれ。劇団を主宰の後、小説家に転身。平成4年(1992)「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し作家デビュー。近松半二の生涯を描いた小説「渦 妹背山婦女庭訓(いもせや...