く‐ぜつ【口舌/口説】
1 言葉。弁舌。また、口先だけのもの言い。おしゃべり。多弁。「恋の—」「—の徒」 2 言い争い。文句。特に江戸時代、男女間の痴話げんか。「かやうの—の絶えぬは、これゆゑにこそ」〈著聞集・一六〉
口(くち)が軽(かる)・い
おしゃべりで、言ってはいけないことまで言ってしまう。
くち‐まつ【口松】
《口のよく回るのを人名に見立てていう語》おしゃべりなこと。また、おしゃべりな人。「わたしらが嫁はそんな—ぢゃあごぜえやしねえ」〈滑・浮世風呂・二〉
クロス‐トーク【cross talk】
1 電話の混線。また、ステレオの録音・再生機器において、左右の音が混ざり合うことをいう。漏話(ろうわ)。 2 おしゃべり。雑談。
コーヒーカンタータ【(ドイツ)Kaffee-Kantate】
バッハの世俗カンタータ「そっと静かに、おしゃべりはやめて」の通称。1732年頃の作。コーヒーに夢中の娘と、それをたしなめる父親とのやりとりを喜劇風に描いたもの。
竿(さお)の先(さき)に鈴(すず)
騒がしいこと、おしゃべりなことをたとえていう。
舌(した)が長(なが)・い
よくしゃべる。おしゃべりである。
しち‐きょ【七去】
《「大戴礼」本命から》儒教において、夫が妻を一方的に離別できる七つの理由。父母の言うことを聞かないこと、子のないこと、男女関係にみだらなこと、ねたみ深いこと、悪い病気があること、おしゃべりなこと...
しゃべり【喋り】
しゃべること。また、よくしゃべること。「—のうまいタレント」→おしゃべり
じょう‐ぜつ【饒舌】
[名・形動]やたらにしゃべること。また、そのさま。おしゃべり。多弁。「酔うと—になる」「—な人」 [派生]じょうぜつさ[名]