いつか‐がえり【五日帰り】
結婚後、5日目に嫁が里帰りすること。近世の習俗。「—におふくろの異見」〈浮・織留・二〉
ぼんぼん
今江祥智の長編小説。昭和48年(1973)刊行。昭和49年(1974)、第14回日本児童文学者協会賞受賞。自身の体験をもとにした自伝的小説で、「兄貴」「おれたちのおふくろ」「牧歌」へと続く四部作の一。
お‐ふくろ【御袋】
自分の母親を親しんでいう語。古くは敬称として用いたが、現在では主に男性が、他人に対して自分の母をいうのに用いる。⇔親父(おやじ)。 [補説]作品名別項。→おふくろ
こっくり
[副] 1 居眠りをして頭を前方に繰り返し傾けるさま。「—、—、船をこぎはじめる」 2 頭をふって大きくうなずくさま。「—とうなずく」 3 前触れもなく、元気な人が突然死ぬさま。ぽっくり。「あ...
おや‐じ【親父/親仁/親爺】
1 自分の父親を親しんで、また、他人に対してへりくだっていう語。⇔おふくろ。 2 中年または老齢の男や、他人の父親をいう語。「隣の—」 3 店の主人。「飲み屋の—」 4 部下がその集団の長を親し...
さがり‐とり【下がり取り】
借金取り。かけとり。「—おふくろと見てつけあがり」〈柳多留・一九〉
たな‐がえ【店替へ】
借家を替えること。転居。「孟子のおふくろさまは、三たび—をさしったとある」〈滑・浮世風呂・四〉
お‐ひきずり【御引き摺り】
1 着物の裾を引きずるように着ること。また、そのように仕立てた着物。花嫁衣装の類。 2 「引き摺(ず)り1」に同じ。「おふくろは—と来ているから」〈二葉亭・平凡〉