そう‐もとじめ【総元締め】
全体を締めくくって管理する人。「興行の—」
そう‐ろう【蹌踉】
[ト・タル][文][形動タリ]足もとがしっかりせず、よろめくさま。「—と椅子から立ち上った」〈芥川・山鴫〉
そそ‐め・く
[動カ四] 1 《「ぞぞめく」とも》物音などがして落ち着かず、忙しそうに動く。ざわざわする。「滝口の弓鳴らし、沓(くつ)の音し、—・き出づると」〈枕・五六〉 2 ひそひそ話をする。ささやく。〈日葡〉
ぞうず‐め・く【上衆めく】
[動カ四]「じょうずめく」の直音表記。「上﨟中﨟のほどぞ、あまり引き入り—・きてのみ侍るめる」〈紫式部日記〉
ぞめ・く【騒く】
[動カ五(四)]《古くは「そめく」》 1 浮かれさわぐ。「茂作は—・くようにいいながら」〈万太郎・露芝〉 2 遊郭や夜店などを、ぞろぞろさわぎながら歩く。また、ひやかして歩く。「いざ町でも—・い...
たえ‐か・ねる【堪え兼ねる】
[動ナ下一][文]たへか・ぬ[ナ下二]これ以上、がまんできなくなる。こらえきれなくなる。「激痛に—・ねてうめく」
たく・れる
[動ラ下一][文]たく・る[ラ下二]めくれてしわが寄る。「下着が—・れる」
たち‐かげ【太刀影】
1 太刀のひらめく光。「夕日脚の事なれば、—の障子にすきて見えければ」〈曽我・六〉 2 太刀のおかげ。武功のおかげ。「御—を以て、信州更級(さらしな)へ帰参申したし」〈甲陽軍鑑・二八〉
たち‐さか・ゆ【立ち栄ゆ】
[動ヤ下二] 1 草木などが盛んに茂る。「山の峡(かひ)に—・ゆる葉広熊白檮(くまかし)」〈記・下・歌謡〉 2 時を得て栄える。時めく。繁栄する。「—・え給へるこそ、たぐひなきやんごとなさなめれ...
玉(たま)散(ち)・る
1 玉となって飛び散る。「—・る汗」「奥山にたぎりて落つる滝つ瀬に—・るばかり物な思ひそ」〈後拾遺・雑六〉 2 刀剣の刃が、すごみを帯びて光りきらめく。「抜けば—・る氷の刃(やいば)」