おい‐づ・く【老い就く】
[動カ四] 1 年寄りになる。年老いる。「かく恋ひば—・くあが身けだし堪(あ)へむかも」〈万・四二二〇〉 2 年寄りじみる。年寄りめく。「ただ今、かう…まだきに(=マダ幼イノニ)—・かすまじうは...
おお‐びき【大引き】
1 床板および根太を支える横材。尾引き。 2 めくりカルタを三人でするとき、最後に札をめくる番に当たる者。「ことに拙者は—でござれば」〈黄・孔子縞〉
お‐かたさま【御方様】
[代]二人称の人代名詞。江戸時代、敬愛の気持ちをこめて、多く女性が男性に対して用いた。あなたさま。「すぎし年の五月に、竜右衛門小者を御搦(から)めくだされしは、—か」〈浮・男色大鑑・一〉
おこし【起(こ)し】
1 起こすこと。 2 田畑を耕すこと。 3 花札で、めくり札を開くこと。また、その札。
おご‐め・く【蠢く】
[動カ四]ぴくぴく動く。うごめく。「鼻のほど—・きて言ふは」〈徒然・七三〉 [補説]仮名遣いは「おごめく」か「をごめく」か不明。
おち【落ち】
1 落ちること。 ㋐地位や階級などが下がること。「十両—」 ㋑付着していたものが取れること。「—のいい洗剤」 2 抜けること。 ㋐あるべきものが入っていないこと。漏れ。「招待客のリストに—がある...
おと‐ない
1 訪れ。訪問。「友の—を待つ」 2 音がすること。その響き。また、音から判断されるようすや気配。「なつかしう、うちそよめく—あてはかなりと、聞き給ひて」〈源・若紫〉 3 評判。とりざた。「世の...
おぼ‐めか・し
[形シク]《動詞「おぼめく」の形容詞化》 1 はっきり見えない。おぼろげである。「夕涼みといふほど、物のさまなども—・しきに」〈枕・二二四〉 2 記憶などが確かでない。「そのかた(=和歌ノ方面)...
お‐め・く【喚く】
[動カ四]《「お」は擬声語、「めく」は接尾語》叫び声を上げる。わめく。「とってふせて—・かせよ」〈平家・二〉
およ・ぐ【泳ぐ/游ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「およく」か》 1 人や動物などが手足やひれを動かして水面や水中を進む。「海で—・ぐ」「コイの—・ぐ池」《季 夏》 2 前のめりになってよろめく。「つまずいてからだが前へ...