おん‐じ【音字】
表音文字のこと。⇔意字/義字。
おん‐じ【遠志】
中国産のヒメハギ科の多年草、イトヒメハギの根。漢方で鎮咳(ちんがい)薬などにする。
おん‐じき【飲食】
飲むことと食べること。飲み物と食べ物。いんしょく。「下物は極楽の—乃至(ないし)は北鬱単越(ほくうつたんおつ)の香廚(こうちゅう)より掠(かす)め来らせましたる」〈露伴・新浦島〉
おん‐じし【御侍史】
「侍史2」に同じ。医療業界でよく使われる語。ごじし。
おん‐しゃく【恩借】
[名](スル)《「おんじゃく」とも》人の好意によって金銭や品物を借り受けること。また、その金品。「手紙を書いて—の礼を述べた」〈漱石・こゝろ〉
おん‐じゃく【温石】
軽石などを焼いて布などに包み、懐に入れたりしてからだをあたためるもの。焼き石。《季 冬》「草庵に—の暖唯一つ/虚子」
おんじゃ・る
[動ラ四]「おじゃる」の音変化。「ちょこちょこ濡れたがよく—・る」〈浄・丹波与作〉
おん‐じゅ【飲酒】
《「おんしゅ」とも》 1 酒を飲むこと。飲酒(いんしゅ)。 2 「飲酒戒(おんじゅかい)」の略。
おん‐じゅう【温柔】
[名・形動] 1 穏やかで優しいこと。また、そのさま。温和柔順。「—な人柄」 2 あたたかで柔らかな感じがすること。また、そのさま。「彼(か)の—なる美術を用いて」〈逍遥・小説神髄〉
おんじゅう‐きょう【温柔郷】
遊里。花柳界。「—の歓楽につかれて青山流水の清淡に接したくなった為」〈荷風・あめりか物語〉