おんじゃ・る
[動ラ四]「おじゃる」の音変化。「ちょこちょこ濡れたがよく—・る」〈浄・丹波与作〉
おん‐じゅう【温柔】
[名・形動] 1 穏やかで優しいこと。また、そのさま。温和柔順。「—な人柄」 2 あたたかで柔らかな感じがすること。また、そのさま。「彼(か)の—なる美術を用いて」〈逍遥・小説神髄〉
おんじゅう‐きょう【温柔郷】
遊里。花柳界。「—の歓楽につかれて青山流水の清淡に接したくなった為」〈荷風・あめりか物語〉
おんじゅう‐とんこう【温柔敦厚】
《「礼記」経解から》人柄などが穏やかで優しく、誠実で人情に厚いこと。温厚篤実。
おんじゅ‐かい【飲酒戒】
仏語。五戒の一。酒を飲んではならないという戒め。不飲酒戒。
おんじゅく【御宿】
千葉県、房総半島南東部、太平洋に面する地名。沖合漁業が盛んで、海女によるアワビ採取が江戸時代から続いている。
おんじゅく‐まち【御宿町】
⇒御宿
おん‐じゅつ【恩恤】
恵み哀れむこと。「其心を苦め身を労し暫くも安居せず、数々—の典を垂れ」〈阪谷素・明六雑誌一五〉
おん‐じゅん【温順】
[名・形動]おとなしくすなおなこと。また、そのさま。「—な人」
おん‐じょう【音声】
1 人間の発する声。おんせい。「大—」 2 「音声楽」の略。