かい‐もう【開毛】
毛糸紡績・紡毛紡績工程の一。洗毛工程の次に、獣毛から不純物を取り除き、もつれをほぐす作業。
かいもう‐ぶ【回盲部】
小腸から大腸への移行部。回腸終末部・盲腸・虫垂がある。右下腹部にあたり、腫瘤(しゅりゅう)が発生しやすい。
かい‐もく【皆目】
[副] 1 あとに打消しの語を伴って、強く否定する気持ちを表す。まるっきり。全然。「—見当がつかない」 2 まるまる全部、すっかりの意を表す。あとに否定的な意味・内容のくることが多い。「風眼とや...
かいもくしょう【開目鈔】
鎌倉時代の仏教書。2巻。日蓮著。文永9年(1272)成立。佐渡の配所での述作。受難の理由を深く考察したところから出発し、法華(ほっけ)精神の解明をしたもの。
カイモグラフ【kymograph】
筋収縮・血圧・脈拍や声帯の振動などの変動を記録する装置。回転円筒に巻いた記録紙の上をペンが走るもの。運動動態記録器。キモグラフ。
かい‐もち【買(い)持ち】
1 外国為替の売買の結果、買い為替の合計が売り為替の合計を超過している状態。⇔売り持ち。 2 信用取引や清算取引で、買い付けてまだ転売していない買建玉(かいだてぎょく)。または、買い入れた手持ち...
かい‐もち【掻い餅】
「かいもちい」に同じ。「児(ちご)の—するに空寝(そらね)したること」〈宇治拾遺・一〉
かい‐もちい【掻い餅】
《「もちい」は「もちいひ(餅飯)」の音変化》もち米粉・小麦粉などをこねて煮たもの。一説に、そばがきのことともいう。「僧たち、宵のつれづれに、いざ、—せんといひけるを」〈宇治拾遺・一〉
かいもち‐まい【買持米】
江戸時代、米商人が買い蓄えておく米。米価の高騰を見込んでの買い持ちのほか、幕府や封建領主が、米価調節の目的で買い持ちをさせる場合があった。
かい‐もと【垣下】
《「かきもと」の音変化》饗宴(きょうえん)のとき、正客以外の相伴(しょうばん)の人。また、その座。えんが。