うち‐なびく【打ち靡く】
[枕]茂った春の草木がなびく意から、「草」「春」にかかる。「—草香(くさか)の山を夕暮れに」〈万・一四二八〉
うす‐がす・む【薄霞む】
[動マ五(四)]わずかに霞がかかる。「海のあなたに—・む、山は上総(かずさ)か房州か」〈大和田建樹・鉄道唱歌〉
ウオーム‐スタンバイ【warm standby】
コンピューターやネットワークシステムの障害対策の手法の一。主システムと同じ構成の予備システムを起動させた状態で待機させ、主システムに障害が生じた際には、データなどの同期を取った後に処理を受け継ぐ...
いめ‐たてて【射目立てて】
[枕]射目を立てて獲物の足跡を調べる意から、「跡見(とみ)」にかかる。「—跡見の岡辺のなでしこが花」〈万・一五四九〉
いゆしし‐の【射ゆ獣の】
[枕]射られて傷を負った獣の意から、「心を痛み」「行き死ぬ」にかかる。「闇夜なす思ひ迷(まと)はひ—心を痛み」〈万・一八〇四〉 「—行きも死なむと思へども」〈万・三三四四〉
いも‐に‐こい【妹に恋ひ】
[枕]妹(いも)を恋い、我(あ)が待つ意から、「あがの松原」にかかる。「—吾(あが)の松原見渡せば」〈万・一〇三〇〉
い‐もん【倚門】
門戸に寄りかかること。門口に立つこと。
いも‐が‐そで【妹が袖】
[枕]妹(いも)の袖を巻く意から、「巻来(まきき)」にかかる。「—巻来の山の朝露に」〈万・二一八七〉
いりひ‐なす【入り日なす】
[枕]入り日のように、の意から、人の死をいう「隠(かく)る」にかかる。「—隠りにしかば」〈万・四六六〉
いも‐が‐きる【妹が着る】
[枕]妹(いも)がかぶる御笠(みかさ)の意から、「三笠(みかさ)」にかかる。「—三笠の山に隠(こも)りてありけり」〈万・九八七〉