みず‐たで【水蓼】
[名]カワタデのこと。ヤナギタデの変種で、水中に生える。
[枕]穂状に花が咲くところから「穂」または地名の「穂積」にかかる。「みてぐらを奈良より出でて—穂積に至り」〈万・三二三〇〉
みてぐら‐を【幣を】
[枕]みてぐらを神前に並べる意から、「奈良」にかかる。「—奈良より出でて」〈万・三二三〇〉
みずだし‐コーヒー【水出しコーヒー】
水で入れたコーヒー。時間がかかるが、苦みが少なく味の濃いコーヒーになる。ウオータードリップ。ダッチコーヒー。
みつ‐みつし
[枕]氏族名の「久米(くめ)」にかかる。「—久米の子らが」〈記・中・歌謡〉 [補説]「御稜威(みいつ)」を重ねて形容詞化した語で、威勢がよい、勇猛であるの意から武をつかさどる家の久米氏をほめたた...
みなし‐がわ【水無し川】
[名]水のない川。みなせがわ。転じて、天の川。「ひさかたの天つしるしと—隔てて置きし神代し恨めし」〈万・二〇〇七〉
[枕]水の流れの絶えた川の意から、「絶ゆ」にかかる。「—絶ゆといふことをあ...
みず‐ぐるま【水車】
1 「すいしゃ(水車)1」に同じ。 2 刀や槍を振り回すこと。激しく敵に襲いかかるようす。「—を回し、しだいしだいに攻め寄って」〈盛衰記・二二〉
みふゆ‐つぎ【み冬つぎ】
[枕]冬に次いで春が来る意から、「春」にかかる。「—春は来たれど」〈万・三九〇一〉
みな‐の‐わた【蜷の腸】
[枕]「か黒し」にかかる。かかり方未詳。蜷の腸が黒いところからとも、焼いた肉が黒いところからともいう。「—か黒き髪に何時(いつ)の間か霜の降りけむ」〈万・八〇四〉
みはかし‐を【御佩刀を】
[枕]《「を」は間投助詞》「剣(つるぎ)」と同音を含む地名「剣の池」にかかる。「—剣の池の蓮葉(はちすば)に」〈万・三二八九〉
みなそこ‐ふ【水底経】
[枕]語義・かかり方未詳。「臣(おみ)」にかかる。「—臣の嬢子(をとめ)を」〈仁徳紀・歌謡〉