かげとこうい【影と行為】
《原題Shadow and Act》米国の小説家エリソンの評論集。1964年刊。自身の生い立ち、人種問題などを論じる。
かげとこえ【影と声】
阿部次郎、安倍能成、小宮豊隆、森田草平の共著による評論集。明治44年(1911)刊。
かげ‐とみ【影富】
江戸時代の富籤(とみくじ)で本富(ほんとみ)の何番が当たるかを賭け合ったばくちの一種。→本富
かげとも【影面】
《「かげつおも(影つ面)」の音変化。「かげ」は光の意》太陽に向かう方。南側。南。⇔背面(そとも)。「名ぐはしき吉野の山は—の大き御門ゆ雲居にそ遠くありける」〈万・五二〉
かげとも‐の‐みち【山陽道】
山陽道(さんようどう)の古称。
かげ‐どうろう【影灯籠】
影絵を仕掛けた灯籠。回り灯籠。
かげ‐ながら【陰乍ら】
[副]見えない所で、または表立たないで、ある人のためにするさま。よそながら。ひそかに。「—成功を祈る」
陰(かげ)に居(い)て枝(えだ)を折(お)る
恩を受けた人にあだをすることのたとえ。
陰(かげ)になり日向(ひなた)になり
ある時は裏面から、またある時は表面に立って、さまざまに援助すること。陰に陽に。「—守ってくれた恩人」 [補説]この句の場合、「影になり」と書くのは誤り。
かげ‐にんぎょう【影人形】
1 手などで人や鳥獣の形の影をつくり、障子などに映し出す遊び。影絵。 2 他人にわからないよう、陰で言ったりしたりすること。「—を使うとかいう」〈二葉亭・浮雲〉