かた‐や【方屋】
1 相撲・競(くら)べ馬などで、左右・東西に分かれた力士・騎手などの控え所。「—の南より馬場に打ち出でたり」〈今昔・二八・三五〉 2 相撲の土俵場。〈日葡〉
かた‐や【片矢】
甲矢(はや)と乙矢(おとや)のように対になっているうちの、片方の矢。→諸矢(もろや)
かた‐や【片屋】
雨水が一方に多く流れ落ちるようにつくった屋根。片屋造り。
かた‐や【傍屋】
母屋のわきにある家屋。「腹が立ちましたによって、—へつれて参り」〈虎寛狂・縄綯〉
かた‐や【片や】
[連語]《「や」は間投助詞》 1 相対するものの片一方は。「—ベテラン、—新人」 2 相撲で、取り組みに際し、行司が先に呼び上げるほう。後からの力士には「こなた」と言う。
カタヤイ‐ビーチ【Kata Yai Beach】
⇒カタビーチ
かたや‐いり【方屋入り】
1 相撲の力士が、土俵に上ること。 2 横綱の土俵入りの古称。
かた‐やおちょう【片八百長】
「一人八百長」に同じ。
かた‐やき【肩焼(き)/肩灼き】
上代、鹿の肩の骨を焼いて、そのひび割れで吉凶を占うこと。太占(ふとまに)。
かた‐やき【堅焼(き)/固焼(き)】
せんべいなどをかたく焼くこと。また、そのもの。