かぶとくび【兜首】
大池唯雄の短編小説。昭和13年(1938)発表。同年、「秋田口の兄弟」とあわせ第8回直木賞受賞。
かぶと‐ごけ【兜苔】
ヨロイゴケ科の地衣類。山地の地上や岩面・樹皮などにつく。鹿の角形の切れ込みのある不規則な葉状で、表面は黄色がかった緑褐色。
かぶと‐ずきん【兜頭巾】
江戸時代の火事装束の一。騎馬の武士がかぶった兜形の頭巾で、錏(しころ)の部分を羅紗(ラシャ)で作り、金糸などで縫い取りを施したもの。
かぶと‐たて【兜立て】
「兜掛(かぶとか)け」に同じ。
かぶと‐ちょう【兜町】
東京都中央区の地名。東京証券取引所を中心に、証券会社や銀行が集中する。日本橋兜町。 俗に、東京証券取引所のこと。
かぶと‐づくり【兜造(り)】
草葺(くさぶ)き寄せ棟屋根の妻側下部を切り落とし、障子窓を設けた民家形式。屋根裏を養蚕室とする。関東西部・山梨・長野・福島・山形・新潟の各県にみられる。
かぶと‐に【兜煮】
タイの頭を甘辛く煮た料理。兜を置いたように盛り付ける。
かぶと‐にんぎょう【兜人形】
端午の節句に飾る、兜をつけた武者人形。五月雛。《季 夏》
かぶと‐の‐お【兜の緒】
兜の鉢についていて、あごのところで結ぶひも。忍びの緒。
兜(かぶと)の緒(お)を締(お)・める
気持ちを引き締めて用心する。「勝って—・めよ」