からくさ‐もんよう【唐草文様】
つる草が波状または四方に伸びているような曲線文様。ギリシャ・ペルシアなど世界各地で古くから使われ、日本には唐から伝わった。葡萄(ぶどう)唐草・牡丹(ぼたん)唐草などがある。
から‐くしげ【唐櫛笥】
[名]櫛などを入れておく美しい箱。「唐草の蒔絵(まきえ)の—」〈今昔・三一・五〉 [枕]箱が開く意から「明く」にかかる。「—明けくれ物を思ひつつ」〈宇津保・あて宮〉
からく‐して【辛くして】
[副]《副詞「からく」+接続助詞「して」から》やっとのことで。「—明けぬれば、暁に家に帰りぬ」〈今昔・二九・一二〉 [補説]「かろうじて」の、もとの形。
カラクシュ【Karakuş】
トルコ南東部の都市アドゥヤマンの北東約30キロメートルにある墳墓。紀元前1世紀頃に同地方を支配したコンマゲネ王朝の墳墓であり、ミトリダテス2世の母や姉などが埋葬されている。
から‐くじ【空籤/空鬮】
くじ引きで、何も当たらないくじ。はずれのくじ。「—なし」
カラク‐じょう【カラク城】
《Qasr Karak》ヨルダン西部の都市カラクにある城塞跡。12世紀に十字軍が進出し、エルサレム王国の軍事拠点として建造。周囲は堅固な城壁に囲まれている。城壁内部には教会や塔のほか、マムルーク...
から‐くだもの【唐果物/唐菓物】
奈良・平安時代に、唐からその製法が伝わった菓子。粳米(うるちごめ)・もち米の粉や小麦粉に甘葛(あまずら)の汁などを加えてこね、果物の形などに作って油で揚げる。唐菓子(からがし・とうがし)。
から‐くち【辛口】
1 酒などの口当たりが辛いもの。また、辛みのある食べ物で、特に辛さの強いもの。「—の酒」「—のカレー」⇔甘口。 2 甘みよりも辛みを好むこと。また、その人。辛党。⇔甘口。 3 辛辣(しんらつ)な...
から‐くに【唐国/韓国】
「唐(から)1」に同じ。「この我子(あご)を—へ遣る斎(いは)へ神たち」〈万・四二四〇〉
からくに‐だけ【韓国岳】
鹿児島・宮崎県境にある火山。霧島火山群の最高峰で、標高1700メートル。