ぶ‐す【付子/附子】
1 「ぶし(付子)」に同じ。 2 《1が人から恐れられるところから》憎みきらうもの。「若い時から犬は—でおりゃるよ」〈浄・天鼓〉
ふじにたつかげ【富士に立つ影】
白井喬二の長編小説。大正13年(1924)から昭和2年(1927)にかけて報知新聞に連載。単行本は、大正14年(1925)から昭和2年(1927)にかけて全8冊を刊行。幕末から明治初頭を時代背景...
ふしん‐の‐うれい【負薪の憂い】
《「礼記」曲礼下から》自分の病気を謙遜していう言葉。たきぎを背負った疲れが出て病むの意からとも、病気でたきぎを負うことができないの意からともいう。采薪(さいしん)の憂い。負薪の病い。
ふじなみ‐の【藤波の】
[枕] 1 藤のつるが物にからみつく意から、「思ひもとほり」にかかる。「—思ひもとほり若草の思ひつきにし」〈万・三二四八〉 2 波に関する意から、「たつ」「よる」にかかる。「—たちもかへらで君と...
ふじ‐ごろも【藤衣】
1 藤づるの皮の繊維で織った粗末な衣服。ふじのころも。「穂にもいでぬ山田をもると—稲葉の露にぬれぬ日ぞなき」〈古今・秋下〉 2 麻布で作った喪服。ふじのころも。「—露けき秋の山びとは鹿のなく音(...
みぬま‐だいようすい【見沼代用水】
埼玉県北東部から南部にかけて流れる灌漑(かんがい)用水路。利根川から取水し、途中で東縁(ひがしべり)と西縁に分岐する。総延長約84キロ。享保13年(1728)完成。名称は、見沼溜井(ためい)に代...
みょう‐じ【名字/苗字】
1 家の名。姓。家名。 2 古代、氏(うじ)と姓(かばね)を総合した称。 3 同一の氏(うじ)から分かれ出て、その住む地名などにちなんで付けた名。源氏から出た新田・足利(あしかが)、平氏から出た...
ひら‐がな【平仮名】
仮名の一。漢字の草体から作られた草仮名(そうがな)をさらに簡略化したもの。平安初期から中期にかけて、主に女性が歌や手紙を記すのに盛んに用いたことから発達した。女手(おんなで)。かんな。かな。→片...
ぶっ‐とお・す【打っ通す】
[動サ五(四)] 1 反対側へ貫かせる。「千枚通しを厚紙に—・す」 2 ある期間、最初から最後まで継続して行う。「朝から晩まで—・して働く」 3 端から端までさえぎるものがないようにする。ぶち抜...
ひきこみ‐せん【引(き)込(み)線】
1 鉄道の主要線路から分かれ、駅構内の特定の場所や工場などへ引き込まれた線路。 2 屋外の変圧器から屋内に引き込んだ電線。また、電話配線ケーブルから分岐し、加入宅内に引き込んだ回線。