きくごろう‐じま【菊五郎縞】
浴衣(ゆかた)・手拭(てぬぐ)いなどに用いられる格子縞の一種。歌舞伎役者の3世尾上菊五郎が用いて流行したもの。4本と5本の筋を組み合わせた格子の中に「キ」と「呂」の文字を交互に配し、四と五を加え...
きく‐ざ【菊座】
1 菊の花をかたどった座金(ざがね)。兜(かぶと)や鎧(よろい)の飾りにする。きくのざ。 2 衣服などの穴の周囲を放射状に糸でかがること。 3 カボチャの一品種。実は扁球形で、深い縦の彫りがある...
きく‐ざいく【菊細工】
菊の枝を曲げ、その花や葉などで、人形その他種々の形に似せて作ること。また、その作品。→菊人形
きく‐ざけ【菊酒】
1 菊の花を浸した酒。また、重陽(ちょうよう)の節句(9月9日)に飲む酒。菊の酒。菊花の酒。《季 秋》 2 みりんの一種。菊の花を煮付けた汁を用いて造ったもので、肥後や加賀の名産。菊の酒。
きく‐ざし【菊尺】
⇒きくじゃく(菊尺)
きく‐ざら【菊皿】
菊の花の模様のついた皿。または、菊の花の形をした皿。
きく‐し【麹氏】
古代中国の王家の名。500年ごろから640年にかけて、トルファン地方にあった漢人の植民国家高昌(こうしょう)を支配した。
きくじどう【菊慈童】
周の穆王(ぼくおう)に愛された侍童(じどう)。罪を犯して南陽郡酈県(れきけん)に流され、その地で菊の露を飲んで不老不死の仙人になったという。 謡曲「枕慈童(まくらじどう)」の観世流における名称。
きく‐じゃく【菊尺】
菊の花の寸法を測るための尺度。また、その物差し。1尺は曲尺(かねじゃく)の6寸4分(約19センチ)に相当。きくざし。
きく‐じゅつ【規矩術】
さしがねを用いて、建物の垂木(たるき)などの構造部の実形を立体幾何学的に求め、直接木材に作図する方法。規矩法。